塩分摂取と薄毛の相関関係

塩分摂取が即座に薄毛に結び付くということはありませんが、塩分の過剰摂取が体に良くないことは明白です。薄毛の原因は、遺伝のほかストレス、生活習慣など挙げられます。もちろん食生活も大切で、塩分過多は食生活の乱れに繋がります。

今回は塩分摂取と薄毛の相関関係について解説していきます。

IGF-1は「インスリン様成長因子」と呼ばれ、インスリンによく似た化学構造をもつ成長ホルモンの一種です。
食物を食べることで栄養成分が血中に増加してくると、これを検知して各細胞を活性化させるペプチドです。体の成長や発達に重要な役割を果たしています。
牛乳だけでなく、大豆を食べてもIGF-1の血中濃度の上昇がみられます。IGF-1は牛乳の加熱殺菌工程で活性を失い、消化管酵素によっても分解されて無害となります。

出典 https://www.j-milk.jp/knowledge/food-safety/uwasa23.html

IGF-1

毛母細胞がIGF-Iの刺激を受けることで、へアサイクルを正しい周期に戻し、髪の毛が抜ける休止期を短くする働きがあると言われています。

塩分を極端に摂取するとCGRPが減ります。このCGRPはIGF-1という物質を生成する役割をもっており、CGRPが減ると、そのままIGF-1も減っていくとのことです。 そしてIGF-1は髪の毛のヘアサイクルをきちんと補正する働きがあるため、IGF-1が減るとヘアサイクルが乱れ、上手く髪の毛が伸びず、薄毛となってしまう事があります。

血液の流れやすさ

血液の流れやすさも髪の健康に大切です。
IGF-1は血管内皮細胞に働くと抗炎症作用を発揮。そうすると血管も拡張するのです。
血管を拡張させるという一酸化窒素増やす働きもあります。

抗炎症作用

IGF-1には抗炎症作用があります。

頭皮に炎症が起こると、毛髪の成長が妨げられます。掻いたり、かさぶたとなったり。髪の毛を痛めてしまう原因にもなります。
抗炎症作用のおかげで、頭皮が健康状態を保ちます。

 

 

血行の悪化

塩分は人体にとって必須です。しかし、過度に摂取してしまうと血行を悪化させてしまいます。塩分は過度に摂取すると、血管が縮まるため動脈硬化を誘発するのです。

髪の毛は血液中の栄養素で成長していきます。血行が悪化すると栄養が上手く髪まで運ばれなくなるということです。成長を妨げてしまいます。これが、そのまま塩分過多が原因の薄毛と言えます。

 

塩分を摂りすぎないためには

日本食には塩分が様々含まれています。塩分を摂り過ぎない様にしたいところですが、塩分を減らすのはなかなか難しいのです。以下の取り組みによって塩分は減らせます。

カリウムと水の摂取

カリウムと水を摂ることで、体内の塩分を分解できます。カリウムは何に多く含まれているかというと、野菜や果物に多く含まれています。

運動

ランニングなどの運動をすると、汗とともに塩分が放出されます。
塩分を摂りすぎたと思ったときは、定期的に運動を心がけましょう。

塩分濃度の高い食品を食べない

ラーメン、味噌汁などは塩分濃度がかなり高いことで知られています。ポテトチップスもそうです。料理の味付けも、塩の代わりに酢や胡椒を使うようにします。

この方法であれば、食事の内容自体は大きく変えなくとも、塩分を多く減らすことができます。

 

まとめ

塩分摂取と薄毛の相関関係についてご説明しました。直接的には関係ありませんが、塩分過多は血行不良と大いに関係があることから、無関係とは言えない。ということが分かったと思います。

将来は自毛植毛施術を受けると決めた方も、塩分の摂りすぎに注意するにこしたことはないでしょう。

 

投稿者プロフィール

自毛植毛アスク井上クリニック 東京
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