頭頂部への自毛植毛について

AGA(男性型脱毛症)の方が最も悩んでいる部位は、頭頂部と前頭部です。逆に側頭部と後頭部のみが薄毛になって困っているという話はあまり聞かないと思います。後頭部と側頭部はAGAによる脱毛の影響を受けにくいからです。そのため、後頭部と側頭部の薄毛に悩んでいるということはAGA以外の症状が考えられますが、前頭部と頭頂部のみ薄毛に悩んでいる場合は高確率でAGAと思われます。突然抜け毛が増えてきたり、髪の毛が細くなっていたら注意したほうがいいでしょう。

さて、本日は頭頂部への自毛植毛についてお話します。頭頂部のボリュームが気になっている方はぜひご一読よろしくお願いします。

頭頂部への自毛植毛

頭頂部の薄毛の方は決して珍しくありません。しかし植毛の場合、前髪などに比べると自毛植毛の難易度は比較的高めです。ただ、全くできないというわけでもありません。

植毛手術に不慣れな医師であれば施術が難しい部位なので、頭頂部への自毛植毛を検討している方は専門の植毛クリニックを受診することをおすすめします。

クリニックの選び方としては、たくさんの症例があるクリニックが望ましいでしょう。

 

つむじ周辺の難易度

自毛植毛で比較的難易度が高いのはつむじの再現です。頭頂部は、他の部分に比べてかなり複雑な髪の生え方をしています。つむじを中心として放射線状に生えています。この毛の流れを再現するには、高い技術力が必要なのです。

ここをうまく形成できないと移植をしても髪にボリュームが出なかったり、寝癖のような癖がついてしまったします。そのため違和感のある仕上がりになってしまうことがままあります。

つむじの再現を希望する場合は、医師やカウンセラーに事前にその旨伝え、可能かどうか尋ねてみると良いでしょう。

 

自毛植毛の条件

自毛植毛はだれでも可能な施術ですが、髪の毛がまったくない方は手術できません。自毛植毛のためのドナーとなる髪の毛は自身の後頭部や側頭部から採取します。そのため移植元である側頭部や後頭部の髪の毛が少なければ、自毛植毛を行えないということになります。

ただ、先述しましたが、AGAの場合大方側頭部と後頭部の髪は抜け落ちないので、それほど心配しないくても大丈夫です。

AGAの原因

AGAのメカニズムを説明します。 毛乳頭の中にある酵素「5αリダクターゼⅡ型」とこれは毛細血管の血中にある男性ホルモンの一種である「テストステロン」がしっかり結合することにより、「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成されます。

さらにここから生成されたDHTが毛乳頭の「男性ホルモンレセプター(受容体)」としっかり結合すると、遺伝子に作用し、発毛を抑制する遺伝子「TGF-β1」が生成。発毛抑制成分であるTGF-β1が、毛乳頭に作用することによりヘアサイクルを乱します。

ヘアサイクルは、正常であれば休止期、成長期、退行期を2~6年の周期で繰り返します。毛髪は成長期の間に太く、長く成長します。ところが、TGF-β1が作用すると成長期が正常時より短くなり、毛髪が十分に成長する前に抜けてしまいます。

そのため、毛髪密度が徐々にかなり低下し、薄毛の症状が現れます。AGAの原因は、男性ホルモンではありません。「5αリダクターゼⅡ型」と「テストステロン」が結合してできたDHTの濃度により、発症するのです。

自毛植毛とは

「自毛植毛」は、薄毛が進行している部分(前頭部・頭頂部)に自分の後頭部から採取した毛髪を植え込んでいく薄毛治療です。

合成繊維(ナイロン・ポリエステル)による毛髪を植え込む「人工毛植毛」とは違い、拒否反応が起こりづらく、一度の手術で、長期間髪の毛が生え続けるのが、自毛植毛の大きな特長です。

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