昔から薄毛と喫煙の因果関係は取り沙汰されてきました。
現在も色々な所で「関連はある」とされている話を見ますが、よく記事を読み込んでみると旧タイプの紙タバコの事であって、電子タバコや加熱式タバコの事はまだまだ書かれていないようです。
今回は電子タバコ、加熱式タバコの違いにも焦点を当てつつ、薄毛との因果関係を解説致します。
「電子タバコ」と「加熱式タバコ」の違い
電子タバコとはフレーバー付きの液体を加熱することによって発生する蒸気を吸引する「タバコのようなもの」です。
加熱式タバコとはタバコ葉を専用の機械の中で加熱することによって発生する蒸気を吸引する「タバコ」です。
まずはこちらの違いを念頭においておいてください。
頭皮、薄毛にとってタブー
紙タバコの時代に言われていた内容で、薄毛への因果関係においてタブー視されていたものは「ニコチンの影響での血流の減少」「一酸化炭素の影響での酸素不足」が大きく2つの要因とされていました。
「ニコチン」を摂取すると動脈が収縮し血流が悪くなる効果があるため、これは当然頭皮にも影響し、薄毛のポイントである毛母細胞の活動も阻害してしまうので悪影響です。
「一酸化炭素」が体内に入ることによって本来は酸素と結合するヘモグロビンが一酸化炭素と結びついてしまうためにおこる酸欠状態も同様に悪影響となります。
つまり「血液内の酸素濃度が下がる」上に、「血流そのものも下がる」という2つの効果が悪影響の相乗効果となっていたのです。
加熱式タバコは基本的に紙タバコの上位互換である
加熱式タバコを吸引している人は、紙タバコを吸っている方に比べて影響が少ないとは言えますが、それでも有害物質は0ではありませんので薄毛に影響が出てしまう人はいるでしょう。
一酸化炭素はあまり発生しませんが、ニコチンは基本的に含まれていますので当然です。
しかし今までの紙タバコに比べて「有害物質が少ない」という理由によって現時点での切り替えメリットはあるとされています。
電子タバコはどうなのか
では次に電子タバコを解説致します。
電子タバコは基本的に「香り付きの蒸気を吸っている」というだけの商品が多いため、その場合は薄毛などへの紙タバコと同じような影響はない、と言えます。
普通に日本国内のコンビニ等で買える商品であればまず「ニコチン」は含まれていません。
しかし、一部の海外製リキッドでは「ニコチン」を含むものもあるため、その場合は加熱式タバコと同じ影響が出る可能性がありますので購入の際はその点を注意してください。
加熱式タバコも電子タバコもまだ臨床結果が少ない
「電子タバコの場合でニコチンを含まない」のなら薄毛への影響はないと解説致しましたが、どちらにせよ、まだここ10年の間に定着した新しい文化であるため、まだ5年10年と加熱式・電子タバコを吸い続けた臨床結果が少ないため注意が必要です。
もしかすると薄毛より重篤な健康被害が起こる可能性も、今後出てくる可能性がある事は覚えておいてください。
まとめ
如何でしたでしょうか?
もし喫煙をするのなら「ニコチンが含まれていない電子タバコ」なら薄毛への影響は少ない、と考えられていますが、臨床データがまだ少ない事から薄毛以外のどのような影響が出るかはまだこれからの研究次第となっています。
また、タバコの話と切っても切れない関係として「我慢によるストレス増加」という点も見逃せない大きな影響となる人も居ます。
ストレスの度合いは人によって違い、数値化出来ないものなので比較が難しいのですが、ストレスによって髪の毛をいじってしまい、つい抜いて(抜けて)しまうという人も多いと思います。
今まで紙タバコを吸っていた人はまずは「加熱式タバコ」に変えてみて、「加熱式タバコでも大丈夫」となってから「電子タバコ」に段階的に変える事で改善するかもしれません。
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