植毛は眉毛にもできるか

薄毛を治したいと思って多くのクリニックに連絡をかけると、あることに気付きます。薄毛というのは何も頭皮だけではないのだと。代表的なのが眉毛植毛です。

眉毛は顔を印象づける大事なパーツです。その重要さから多くの人がお金を払ってでも眉毛をきれいに整えようとします。 眉毛をこれほどまでに整えようとする理由はなぜなのか。それは私たちが思っている以上に眉毛は口ほどにものを言う側面があるからです。

先日あるバラエティータレントがトレンドマークの眉毛を一気に刈ってしまったと話題になりました。ツイッターなどSNSでは「かわいい」「こっちの方が絶対にいい」などと称賛の声が相次ぎました。これは眉毛をきちんとした長さに整えることで見栄えがアップした一例です。

逆に眉毛が少ない、薄くて困っている方もいます。または何らかの事故の影響や遺伝で眉毛がない方もおられます。その方々のためにある植毛が眉毛植毛と言えるでしょう。 女の方であれば、化粧でアイラインを描くと眉毛を自在に調整することができますが、男性の場合はアイラインは一般的ではなく、付け足すことに強く抵抗を感じる方がかなりいます。

外側の眉毛が薄くなったり、毛抜きの使いすぎで思った以上に全体的に毛量が減ってしまうケースもあります。

 ※当院では眉毛植毛を基本料金に含めておりません。しかし技術的にできないというわけではなく、個別のケースで対応できることもありますので、まずはクリニックにご相談ください。

眉毛植毛のメリットとデメリット

自分の理想の毛量を手に入れることができます。これにより自分好みの眉毛にすることができます。頭髪の自毛植毛と同様、自分の毛なので何度でも生え変わります。

放置すれば伸びたままですが、適切にカットすることでおしゃれな眉毛を維持することも可能です。 デメリットは、体の別の部分から採取した移植用の毛はもともとの眉毛と性質が違います。そのため若干太めの毛になることがあります。そしてもとの眉毛より伸びが早いです。1か月で約1センチ程度伸びるのが一般的です。くせ毛になる事もあります。

対応策ですが、ドナーをしっかりと選別し、手入れの回数を増やす、そして1年ほどしっかり様子を見るといったこと必要です。 太さの違いは、眉毛にしっかりドナーを合わせ正しく選ぶことです。 後頭部の毛髪がドナーになることが多いのが眉毛植毛。これはあまり知られていませんが、眉毛の毛質は患者さんそれぞれで異なります。そのため側頭部の耳の後ろの毛髪などを使用し太さを合わせるよう調整します。 伸びが早くなるという点も気になりますが、カットなどの手入れの頻度を普通に上げることで対処できるかと思います。

そして問題のくせ毛は、これは実は眉毛に限らず頭部の髪の移植でも、起こる可能性があるのです。毛根を植える深さがかなり深すぎたり、植え付ける時の角度が急すぎると、ここに毛穴のゆがみが発生してしまいます。このため伸びる毛髪がカールすることもあるのです。

これらの場合は毛髪の成長とともに毛穴のゆがみも正常に戻ることが多いです。様子を見ればほとんどの場合自然に元通りとなります。そのため数ヵ月から長くて1年はじっくりと様子を見たほうがいいでしょう。

眉毛植毛の株数について

眉毛植毛に必要な株数は、100株程度かそれ以下です。100株以下は頭髪の植毛手術よりも短時間で手術は終了します。

まとめ

眉毛の植毛は頭髪の植毛に比べて需要はそれほど多くはありません。理由は、眉毛がなくても、ドラッグストアなどでアイブロウペンシルを購入して眉毛を書くことで対処できるからです。最近では眉毛の入れ墨とも言われるアートメイクもあるので、選択肢が増えてきていることも理由です。

投稿者プロフィール

自毛植毛アスク井上クリニック 東京
・ドクターについて

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です