白髪を抜いても意味がないって本当?

白髪を抜くと増えるは迷信?

白髪が生えると、周囲の髪に広がるかもと思って抜く人がいます。
1本だけが白髪になるということはありません。その周辺も白くなるので、広がるように思われるのかもしれませんが、これはまったくの俗説です。白髪が広がることはありません。そのため、見つけて抜いても意味がないのです。
「白髪を抜くと、そこから黒髪が生えてくる」などというのも迷信です。
毛根周辺の環境がよくなり、色素の量が増えて黒くなる可能性はあるかもしれませんが、そうでない限り、白髪のあとに黒髪が生えてくるということはありえません。

髪の毛は一つの毛穴から複数本生えています。無理に抜くと毛根を傷つけてしまい、周りの毛髪に影響を与えます。脱毛の原因となり得ることもあるのです。

また、頭皮に傷がつきそこから雑菌が入り、皮膚炎になってしまうこともあります。デメリットが大き過ぎるため、基本的に抜くという行為はオススメしません。

同じ毛穴からは再び白髪が生えることがほとんどですから、逆に短い白髪がピンピン立っているという最悪の状態になり、目立ちやすくなります。

白髪のあとに黒髪が生えてくることは、特別なケアをしない限りはまずありませんが、黒い髪が伸びるにつれて、つけ根の部分から白くなるということはあります。

白髪の人は薄毛にならない?

白髪が増えてくると、脱毛が促進されるわけではありません。「白髪になる人は薄毛にならない」というのもまったく根拠のない話なのです。
たとえば、ヒゲや側頭部は白髪があるものの、頭頂部は髪が薄くなっている人を見たことがありませんか?
白髪と脱毛は別の要因です。加齢と共に髪が薄く白くなる人はたくさんいます。白髪だから私は薄毛にならないと安心するのは間違いだと言いきることができます。

 

簡単にできる生え始めのパラパラ白髪の対処法

①カラーシャンプーやカラートリートメントを使う

美容院や自宅でヘアカラーなどを使って染めたとしても、すぐ新たな白髪が生えてきて気になってしまいますよね。

仮に定期的に美容院に染めに行っていても、常に満足できる状態を維持することは難しいでしょう。経済的にも負担がかかるうえ、染毛の度に髪や頭皮はダメージを受けることになります。

オススメは髪や頭皮にダメージを与えずに、簡単に染めることができる白髪染めシャンプーやトリートメントなどを使い、白髪フリーの状態を維持する方法です。

天然成分の商品も多く肌への刺激が少ないので、素手で触れて肌に付いたとしてもトラブルが起こる心配がほとんどありません。毎日長く使い続けたい人にとっては安心感があるので、大きなメリットと言えるでしょう。

②生活習慣の見直し

体の中から白髪への対処をする場合は、生活環境の見直しを行うことが大切です。

髪の成長はいわゆるゴールデンタイムの22時から翌2時頃に行われるため、この時間に十分な睡眠をとっていないと血行不良となり、髪の成長を妨げてしまいます。

また過度なダイエットにより血液中の栄養が不足すると、白髪を防ぐメラニン色素を作るために大事な栄養も不足してしまいます。特に特定の食品だけを食べ続けるダイエットは栄養が非常に偏るため、白髪が増える原因になることもあります。

そして大切なのはストレスを溜め込まないことです。過度のストレスは自律神経のバランスを崩し、ホルモンバランスを乱す原因になります。すると身体の機能は衰え始め、メラニン色素を作るメラノサイトという機能も低下してしまい、結果白髪になる原因となってしまうのです。
また、ストレスを溜め込み続けることにより血管が収縮し、血行が悪くなります。血液は全身に栄養を運ぶ働きがあるので、血行が悪いと健康な髪が生えにくくなってしまいます。

食事や睡眠などの生活習慣を見直し、健康的な生活を送ることが大切です。自分に合った方法を見つけ、お手入れをしていきましょう。

頭皮の血行促進に有効なマッサージのポイント

頭皮の血行促進を心がける

人間の血液量は体重の約8パーセントといわれ、食事などで摂取した栄養や酸素を体の末端の細胞まで運び、各組織でできた老廃物や二酸化炭素を腎臓・肝臓といった処理器官へ運ぶという大事な役割を担っています。
そのため、運動不足やストレス、寝不足などによる自律神経失調症、糖分・塩分の摂りすぎなどで血行不良を起こすと、体内に栄養が行き渡らず、老廃物がたまり、体に悪影響を及ぼします。
なかでも、髪をつくり、上へ上へと押し出して伸ばしていく毛母細胞は、人間の体のなかで最も活発に細胞分裂しており、それだけ大量の栄養を必要とするところです。
もともと頭皮の温度は平均体温よりも2度前後低く、血液が流れにくい状態です。そこに血行不良が重なれば、栄養補給が滞り、細胞分裂の活力を失い、抜け毛を促進しかねません。
髪にとって、頭部の血行のよし悪しはまさに生命線ともいえるほど重要なので、頭皮の血行促進を常日頃から心がけるようにしましょう。

 

 

 

頭皮のチェックとマッサージが有効

朝起きて髪を整えるとき、頭皮の色を確認して血行の具合をチェックしましょう。もし、頭皮が赤黒ければ要注意。静脈の流れが悪くなって、鬱血しています。
頭皮の血行をよくするには、食事や生活習慣のほかに、マッサージも有効です。
両方の耳から頭頂部へ向かうそれぞれの線と、顔を左右に分けたときの中心線のまじわるところに「百会」、後頭部のつけ根に親指を当て、頭頂部に向かってすべらせて、指が止まるところに「風池」と呼ばれるツボがあります。この2点を特に意識し、左の図のように指の腹で円を描くように頭部全体をもみほぐします。
軽く頭皮をつまんだり、トントンと叩くも有効です。頭皮マッサージには、血液・リンパ液の流れを促進させ、頭皮の弾力を取り戻し、自律神経の働きを活性化させて精神の疲れを癒す効果もあります。30秒程度でよいので、励行しましょう。

首や肩の凝りも、頭皮への血行を悪くします。人さし指、中指、薬指の順で、凝っているなと感じる部分に指の腹をあて、ゆっくりと押しながらほぐします。

また、頭皮を適度に刺激できるうえにブラシ自体に血流を促す効果があるものもある、ヘアブラシを使用したマッサージもオススメです。マッサージは毎日の習慣にしてこそ効果を発揮するので、グッズに頼るなどして手軽にできるものを続けることが大切です。

足裏は第二の心臓

さらに、忘れてはならないのが足の裏のツボです。足は「第二の心臓」と呼ばれ、血液の循環をよくし、全身の新陳代謝を促進させる働きがあります。
足の裏には胃や腎臓、肝臓、目、耳などの各器官の経絡が集まっており、そのツボを親指の腹や先の丸い棒で押すことにより、気の流れをよくし、疲れを取り除いてくれるのです。
足裏マッサージに関する本はたくさんあるので、それを参考にすれば、自宅で手軽に行うことができます。
1日おきに20分程度を目安にして、続けてみるとよいでしょう。

頭皮マッサージの効果を高める

頭皮や首、肩、足裏などのマッサージと共に、入浴、適度の運動も血行促進には欠かせません。

湯船に浸かることは血行を良くするのに非常に効果的です。

ひとり暮らしの方や、仕事が忙しかったりすると湯船に浸からずシャワーだけで済ませている人も多いと思います。

ゆっくりと湯船に浸かることで血行が良くなり、筋肉に溜まった老廃物を綺麗に排出しやすくなり、肩こり腰痛、頭痛などの症状も緩和できます。体の芯から温まることがとても重要ですので、シャワーだけではなくなるべく湯船に浸かるようにしましょう。

正しい頭皮マッサージで頭皮を柔らかくすることにより、血行が良くなり、顔のハリや健やかな髪を育てるための土壌作りに繋がるのです。

これらを上手に組み合わせてストレス解消や血行促進を心がけ、髪と体の健康を増進してください。

「スカルプシャンプー」、「ノンシリコンシャンプー」 髪に効果があるってホント?

それぞれ特徴、違いを正しく理解する

「スカルプシャンプー」「ノンシリコンシャンプー」という言葉をドラッグストアなどで目にしたことはありませんか?
同じシャンプーなのに何が違うのかと、疑問に思われた方もいるでしょう。
「スカルプ」とは、もともと「人間の頭皮」という意味です。というのも、市販のシャンプー剤の多くには石油合成系の界面活性剤が含まれており、それが頭皮に残ると、皮膚に浸透して毛根にダメージを与えると考えられています。
これでは、皮膚の状態が悪化し抜け毛の促進になりかねません。
そのため、天然素材のほうが頭皮に負担が少ないといわれています。スカルプシャンプーは基本的に頭皮の皮脂を取りすぎないように考えられているので、皮脂を適度な状況に保ち、理想的な頭皮の状態を作ります。つまり、髪の毛の見た目をキレイにすることだけではなく、頭皮をいかに健康な状態に保つことができるかということにポイントを置いて設計されているのが「スカルプシャンプー」と呼ばれているものなのです。

 

ノンシリコンシャンプーは実際のところいいの?

一方、「ノンシリコンシャンプー」とは何かといいますと、これも頭皮にやさしいシャンプーのことです。

シリコンには、髪に皮膜をつくって髪をサラサラにする効果があります。
しかし、頭皮も皮膚と同じで、毛穴を通して皮膚呼吸しているため、それが頭皮の毛穴につまったり、ヘアカラーやパーマ液の薬剤の化学成分を閉じこめて、髪の内部に成分が残ってしまう危険性がありました。髪に皮膜を作る分には問題はないのですが、頭皮にまで膜ができるのは良くありません。
「ノンシリコンシャンプー」というのは、そうした皮膜をつくるシリコンが含まれておらず、シリコンが髪や頭皮に与える悪影響を減らすために生み出されたシャンプーのことです。

ノンシリコンシャンプーは、シリコンを取り除いてあるシャンプーですが、シリコンの代わりに、別の成分が入っていることもあります。
今までシャンプーを使っていて、特にトラブルがなかった人でも、新しい化学成分が入ったノンシリコンシャンプーを使い始めたことにより、今まで起こらなかったトラブルが発生する恐れがあります。

もちろんノンシリコンシャンプーを使うことによって、頭皮の状態が改善したり髪質が良くなったケースもたくさんあります。ただ、ノンシリコンシャンプーの種類が増えたり、使う人が増えることによって、商品との相性も出てくるので、逆に抜け毛が増えたり髪が傷んだりする可能性もあることは避けられません。

また、ノンシリコンシャンプーでも洗浄力が強いことには変わらないものも多く存在します。洗浄力は強いまま、保護してくれるシリコンが無くなったことにより、洗浄力の刺激が頭皮や髪にダイレクトに伝わる可能性があるのです。

ノンシリコンシャンプーは価格が比較的高いこともあり、一度購入したものは使い続けたいという人も少なくなく、自分の髪質や体質に合わなくても無理をして使用し続けてしまうこともあります。
その結果、頭皮や髪に良くない影響を与え続けてしまう可能性があるので、ノンシリコンシャンプーを使う場合には、本当に自分に合ったものかどうかを見極める必要があるといえます。

シャンプー選びだけでなく、すすぎもポイント

「これでは、怖くて、おちおち髪も洗えない、、、」
そんなふうに思われる方もいるかもしれません。
とはいえ頭皮を不潔のままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなるので、当然髪には良くありません。
そのため大切なことはできるだけ頭皮にやさしく、自分に合ったシャンプーを選んで使うこと。
そして、シャンプー後のすすぎを十分に行う必要があります。特に石油合成系の界面活性剤を含むシャンプー剤では、すすぎが不十分だと、逆効果になる恐れがあります。

 

 

子供の髪染はNG?

ヘアカラー剤がドラッグストア等で手軽に手に入れられるようになり、染色が一般的になりました。最近では、可愛いからという理由でお子さんの髪を染める親が増えてきています。

手軽に見た目を変えることができるカラー剤。大人でも頻繁に使用すると髪だけでなく、頭皮にも深刻な影響を与えることが分かっています。子供に使用した場合のリスクなどについて説明していきたいと思っています。

子供に染色はOK?

NGです。幼少期に髪を染めることはリスクでしかありません。カラーをすることで髪や頭皮へ届く栄養の流れを妨げる場合もあります。頭皮に直接カラー剤が付着すると炎症を起こすこともあるのです。

子供の髪の状態

幼少期の頭皮は大人と違い柔らかく、外部からの刺激を受けやすい状態です。大人に比べて髪の毛も細く、頭皮もデリケート。汗や頭皮の汚れは日頃からしっかりと洗い落す必要があります。清潔な状態を保つことが何よりも重要です。

子供たちは外でよく動き、汗をかきます。紫外線を受けやすい環境にあるので、ダメージが蓄積しキューティクルが傷みやすいのです。

髪質も大人と子供では異なります。髪は大人になるにつれ太くなります。子供の頃は直毛だったけれども大人になって癖毛に変わる人もいます。

子供が染色する危険性

先述したように、子供と大人では髪も頭皮も状態が異なります。そのため大人の常識でカラー剤を使用すると危険な部分があるというのが分かると思います。

カラー剤によっては強い毒性をもつ成分を含んでいるものもあります。場合によっては強い皮膚炎や呼吸困難になるケースもあります。頭皮が弱いうちからカラー剤を使って髪を染めると、カラー剤が頭皮にたまるので、髪や頭皮のほかに健康面での心配もあります。

被害報告の中には、髪が抜け落ちてしまった、顔が大きく腫れて目も開けられない、指先にまで広範囲に炎症が広がった、など重症化してしまったケースも多々あるとのことです。点滴治療や入院治療が必要となるなど、大きなリスクと隣合わせなのだと理解して下さい。

重症化すると完治が難しく、後遺症により二度とカラーリングすることが出来なくなります。ヘアカラーによるトラブルの相談は消費者庁に5年間で1千件以上報告されているとのことです。

少量ならOK?

「大人用なら成分も強めだから薄める、もしくは少量なら大丈夫かな」。そのような安易な発想は危険です。カラーの薬剤を一般的な薬に置き換えてみてください。大人用の薬は例え少量だとしても子供に使うことはできませんよね。それと理由は同じです。

子供の方が大人に比べて代謝能力、排泄能力も未発達です。内臓も未成熟です。大人用は決して子供に使用しないようにしましょう。

子供の皮膚は柔らかくて薄いので、化学物質に敏感に反応してしまう恐れがあります。

どうしても染めてあげたいとき

染めるのは基本的にNGですが、妥協点として提示出来るのがヘアクレヨンやヘアチョークです。髪の表面のみに色がつく仕様です。洗髪すればすぐに色が落せるので、身体に影響する毒性は低いです。

あらかじめ色のついたエクステ(つけ毛)をつけるという方法もあります。髪に留められるようにクリップやピンがついています。

まとめ

小学校などに通うようになると髪が染められないという理由で、小さいうちにカラーリングさせたいという親御さんもいると聞きます。消費者安全調査委員会によると、子供のうちからカラーリングをするとアレルギーリスクが高くなるとのことです。

皮膚トラブルが重症化した後では、オシャレも何もあったもんではありません。

お子さんの将来のために、なるべく身体に負担をかけさせない方向で、オシャレを楽しみましょう。

髪の乾かし方

「男は黙って自然乾燥」という人にこそ読んでほしい情報です。男性は女性に比べて「髪の乾かし方」を気にしたことがない、という人が多いと思います。しかし、ほんの少し意識を変えるだけで髪の艶が良くなったり、女性に好感を持たれるという方法が世の中にはあります。髪の乾かし方もその一つ。実は自然乾燥よりもドライヤー等で速く乾かした方が髪に良いのです。

 

自然乾燥のデメリット

自然乾燥ですと以下の様なデメリットがあります。

・髪がぱさつきやすい
・血行不良で髪がやせる
・頭皮の悪臭の原因
・頭皮に雑菌が繁殖しやすくなる

最も気になるのは頭皮環境の悪化です。雑菌が繁殖しやすくなり、悪臭の原因になります。雑菌の繁殖を防ぐには髪を濡れたまま放置せず、ドライヤーで素早く乾かした方がいいでしょう。

 

髪を乾かす前の準備

髪を乾かす前にまずはしっかりとタオルで水分を取り除きましょう。
頭皮を拭くように水分を取って下さい。毛先をタオルに挟み、押さえるようにする程度で大丈夫です。髪をこすり合わせる行為はやってはいけません。髪の毛が傷つきダメージが蓄積します。
頭皮を拭くようなイメージでタオルドライするのがコツです。

 

正しい髪の乾かし方

ここでは効率よく髪を乾かす基本的な方法を記述します。
まず乾かすのは前髪と根元付近です。根元から乾かすことで時間を短縮できます。前髪はヘアスタイルで最も大切なので、変な癖がつかないよう早めに乾かします。

また、癖が出やすい部分も先に乾かしちゃいましょう。癖毛は濡れているときがもっとも直しやすいのです。逆に乾いていると直しづらいので気をつけましょう。

ドライヤーからの温風は平均で約110度です。あまりにも髪に近づけ過ぎると、髪が傷むのはもちろん頭皮が火傷する可能性がありますので、20センチほど離して使用するようにしましょう。

 

どこまで乾かすの?

髪の分け目がパカッと割れてしまい悩んでいる方や、分け目を消したい方は濡れているうちに左右に髪を振りましょう。こちらもクセを矯正しながら乾かすことが大事です。
そして髪をどこまで乾かすかについてですが、これは根元が完全に乾くまでドライヤーを当てるのが正解です。頭皮が生乾きの状態では雑菌が繁殖しやすくなります。

癖毛を抑える乾かし方

癖毛を抑えるには髪が濡れた状態で乾かす必要があります。指で髪をはさみながらドライヤーを当てましょう。根元を7割くらい乾かしたら毛先のドライに入ります。特に癖が強い部分から乾かしていくのがポイントです。少し湿っているくらいからしっかりと乾かせば癖はかなり収まります。

あえて癖毛風にしたいとき

あえて癖毛にみせたい、癖毛をいかしたいときはまず8割くらいまで髪を乾かします。手のひらで髪をくしゃくしゃに握り風をあてます。髪があたたまったら、冷気をあてて冷していきましょう。
ただし髪がかなり硬い人や、直毛の人には効果がでにくいという点を留意して下さい。

ショートヘアで厚みを出す方法は?

男性、女性問わず、ショートヘアの場合、トップのボリュームアップが素敵なヘアスタイルに近づくために肝心です。指で髪をつまみあげその中にドライヤーの風を送り込むようなイメージで乾かしましょう。
ポイントは根元が乾ききる直前におこなうことです。
髪が乾ききってしまうと形を変える事は困難になります。その前にいかにうまく乾かせるかが大事なのです。

冷風を使いこなす

髪がしっかりと乾いたら、ドライヤーのスイッチを冷風に切り替えましょう。約1分ほど全体にまんべんなく風をあてていきます。冷風をあてることにより、髪の毛のキューティクルが整い、艶がアップします。
濡れた部分を見つけたら再度温風に切り替え、しっかりと乾かしていきましょう。

早く乾かす方法

「忙しくて髪を乾かす時間がない!」そんなときのための裏ワザがあります。オススメは「タオルを被ってドライヤーをあてる」方法です。タオルで水分を取りながら髪の毛を乾かす事が出来ます。このとき、タオルが熱くなりすぎないように注意しましょう。マイクロファイバーのタオルを使うとより早く乾きます。

浴室、洗面所で乾かさない

入浴後、浴室はもちろん洗面所も湿度が高くなっています。そういう場所では髪が乾くのも遅くなりがちです。自室や居間などに移動してドライヤーを使い、素早く髪の毛を乾かしていきましょう。

ハイパワーのドライヤーを使う

ワット数1200w以上のドライヤーを使用しましょう。ワット数が大きいとその分風量も多くなり早く乾きます。ワット数が大きいドライヤーも最近は2000円前後から購入出来るので、入手しやすくなっています。

まとめ

髪は濡れるだけでも傷むのでなるべく早く乾かした方がいいでしょう。頭皮に雑菌が繁殖すると悪臭だけでなく脱毛などの原因となる可能性もあります。短髪の方や自然乾燥派の方も積極的に利用してみることをオススメします。

薄毛の人必見「似合う髪型探し」とは決別しよう

髪形に決まりはありません

理容院・美容院で次のように注文するお客さんがいます。「似合う髪型にして下さい」。結論から申し上げますと「これがあなたに似合う髪形です」というものは存在しません。似合うかどうかは主観であり、それを考慮したとしても一人に対して10~100以上あります。

将来は今以上に人工知能が発達しAIの判断に頼る場面が多くなると予想されます。なんだかよく分からないロボットに「アナタニ、ニアウカミガタハ、コレデス」と決めつけられるかも知れません。「ソレハ、チョンマゲデス」と言われても困ってしまいます。

冗談はさておき、心のどこかで「私に似合う髪型はコレ!」と思って髪型探しをしていると、「これが本当にベストだろうか」「もっとふさわしい髪型があるのでは」といつまでたっても満足しないという悲惨な結果になります。

薄毛の人にも言えるのですが、髪型を変に気にしすぎなくても大丈夫です。

似合えばいい!という訳でもない理由

TPOという言葉があります。時と場所と場合に応じて服装などを選ぶことです。特に営業職などは自分が似合う髪形ではなく、取引先に対して失礼のない髪型に整えなければなりません。ヒッピー風のドレッドヘアーが似合っていたとしても、そのまま出勤すると仕事に支障が出る恐れがあります。

 

 

 

 

その他にも例をあげてみましょう。精悍な顔つきの男性には短髪が良く似合うものですが、本人がそれを好むかは別問題です。ビシッとスーツを着こなし、勇敢な目つきをしていてホテルのフロントマンなどが様になる男性。しかし本人がキリッとしてキツイ性格だと思われることを気にしていたら?その男性は似合う髪形をすればするほど居心地が悪くなるでしょう。

似合う髪形が正しいとは限らない理由が分かったと思います。

それでは、何を基準に自分の髪型を決めればいいのでしょぅか。

大事なのは似合う髪形ではなく、「なりたい髪型」

一番理想的なのは自分がなりたい髪型を目指すことです。もしイメージが湧かない場合は、意外と漫画のキャラクターが参考になります。最近のアニメは登場人物が全員同じ顔というパターンもあります。その場合ほぼ100%髪でキャラ付けをしています。特に女性で例えると分かりやすいですね。元気で活発な印象のキャラはボーイッシュなショートヘア。クールビューティーは艶やかな長髪、不思議ちゃんはクセっ毛です。

驚くほどキャライメージと髪型がリンクしていることが分かると思います。

「なりたい髪型」を似合う髪型へ

「この人と同じ髪型にして下さい」と複数人が床屋で同じ注文をしたとします。そこで理容師さんは全員に対して同じ切り方をするでしょうか。答えは×です。人の顔や頭の形は千差万別です。面長の人、丸顔の人、エラが張っている人、髪が細い人、太い人、くせ毛の人…。このように実に様々なタイプの人がいます。しかし床屋さんはプロなので全員に対して、注文通りの髪型に近づけるように切ることができます。丸顔の人は少しトップに高さを出す、髪が短い人に対してはウェーブを出す高さを変えるなど。ヘアカラーも同様で、元々の髪の明るさがそれぞれ違うので同じ薬剤を使ったとしても違う色になります。

なりたい髪型にするというのは技術によってカバーできることが多いのです。

「なりたい自分」を目標にする

髪型はその人自身を表すものでもあります。そのため「こんな性格に思われたい」「こういう人に見られたい」という目標から考えていきましょう。髪の形や色にはなんとなく染みついたイメージがあります。真面目に見られたいときは短髪黒髪が定番。少し遊んでいる雰囲気を出したいときは茶髪にパーマ。とにかく目立ちたい人はピンク色。陽気に思われたい人はアフロといった具合です。

自分のイメージに近い髪型を選ぶと満足できます。

 

髪型を決めよう

なりたい自分をイメージし、そこに近い髪型にすると良い結果になる。ということは説明しました。しかしこれだけではあやふやなイメージのままだと思います。芸能人やスポーツ選手を参考にし、実際の髪型を決めていきましょう。理想の自分に近い人物の髪型にするのがベストです。スポーツに真剣に打ち込んでいる爽やかタイプのイメージであれば、W杯日本代表の選手たちの髪型が参考になります。ツーブロックにして割と広範囲に刈り上げるとスポーツマンっぽくなります。

その人の印象は髪型によってほぼ決まるということが分かります。

 

まとめ

例えば薄毛であってもなりたい自分を想像し、髪型もイメージに寄せていくことが大事です。そうすれば満足のいく仕上がりを目指すことができるでしょう。植毛を上手に活用することでさらにアレンジは増えます。毛量が減ってしまったときは、一人で抱え込まず専門家に相談してみてください。そして毛量が増えれば自由自在のスタイリングを楽しむ事が出来ます。髪型がうまく整うだけで周りの目は一変します。

いずれにしても自分を変えたいと一歩前へ踏み出すことです。それは髪型に関わらず人生の全てにおいて大切な事なのです。