よくあるご質問

患者さまから寄せられる
よくあるご質問をまとめました。
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植毛について
- 植毛する際、密度の目安はありますか?
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性別や部位にもよりますが、男性の場合、他のクリニックの多くは、1平方cmあたり、25~30株程度を目安に移植手術を行っているようです。
ただ、当クリニックの経験では、その量で手術を行ってもほとんどの患者様は、手術をしたメリットを感じられない場合が多いようです。
当クリニックでは、通常、男性の場合は、1平方cmあたり40~50株移植します。これは、普通毛穴が1平方cmあたり、80~100穴ですので、およそ40~60%をカバーすることになります。
そのため、手術された方の半分は手術のメリットを感じ、もう半分は100%満足とは言わないまでも、そのまま様子をみても構わないというように感じられています。
- 自毛植毛という言葉を目にしますが、自毛以外を移植する方法もあるのですか?
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現在、主流の植毛手術は、ほとんどこの自毛植毛手術になります。
内容は読んで字のごとくで、自分の髪を薄毛の気になる部分に移植させる手術です。これに対して、人工毛を移植させる方法もあります。
しかし、この方法は、今ではほとんどおこなわれていません。
理由は、身体に様々なトラブルが起こることのある手術だからです。人工毛の植毛手術は、合成繊維などで作られた毛髪を頭皮に埋め込みます。
そのため、人工毛に対しても激しい拒絶反応を起こし、人工毛がぬけてしまいます。
更に頭皮は感染により慢性的な炎症を起こし、人工毛は代謝しないため、汚れがたまりやすく、雑菌が繁殖してしまいます。
このようなトラブルのため、アメリカでは人工毛の移植は禁止されています。ただ、日本では未だにそのような措置はとられていないため、クリニックによっては、人工毛の移植を行うところもありますので、患者様は、医師がどのような手術を行うかの注意が必要です。
植毛されている方の種別について
- 男女比や年齢別の割合が知りたいです。
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女性の生え際などは院長しか出来ないと言われる位、仕上がりの良さに定評がありますので、徐々に女性の患者さんも増えて来ておりますが、それでも男女比は9:1と言ったところです。
年齢別
年代 20代 30代 40代 50代 60代 その他 割合 16% 36% 31% 11% 4% 2% ここ最近は20代(とりわけ20代後半)の方の来院が増えてきています。
薄毛について
- AGAとはどんなものですか?
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AGAとは、Androgenetic Alopecia=男性型脱毛症の略称になります。
20代~50代の男性薄毛の最も多い原因と考えられ、年齢と共に発症頻度が高くなります。
ただ、10代ではAGAの発症は無いように思われていますが、私の経験ですと大人になって受診された方の15歳前後で薄毛の発症を感じており、10代前でも発症があるとの統計もあります。
男性だけでなく女性にも起こりますが、女性は、局部ではなく全体的に薄くなることが特徴です。
- 増毛を考えていますが、注意すべきことはありますか?
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増毛というのは、人工毛を自分の髪に人の手で結んでいく方法であるかと思われます。
メリットとしては、比較的短い時間で手軽に髪の毛が増えた状態を体験できることです。
デメリットは、結びつけた髪が成長した際に全体が浮き上がったような違和感が生まれてしまうこと。
これを解消するためには、定期的なメンテナンスが継続的に必要となるため、手間と費用が膨大なものとなることが考えられます。
当然、人工毛を結び付けている髪の毛にもストレスがかるため、髪の健康を考えた場合は、おススメできません。逆に長期的な目的で増毛を考えるなら、別の方法を選択すべきだと思います。
- 生まれつき額が広く悩んでいます。脱毛症でおでこが広くなったわけではないのですが、元々髪の毛が生えていなかった部分への植毛は可能なのでしょうか?
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移植する部位により移植毛の多少の生着率の違いや成長期の長さの違いはありますが、基本的にどの部分にでも植毛は可能です。ですから、おでこへの植毛も全く問題ありません。
ただし、不自然になってしまうことは多少注意が必要です。
これまで他院で受けたおでこへの植毛で、その仕上がりがとても不自然に見えるケースを多々見てきました。その不自然な仕上がりの一番の原因はデザインです。
生え際の科学的ルールを知らずに移植したために起こっているのです。
第二の原因は植毛に共通したもの、つまり生えてくる毛は生え際としてはやや太く、しかも多少くせ毛なのです。
当院ではこのような額などへの植毛の際は、できるだけ産毛のような細い毛髪を選択・移植しています。こうすることで、より自然なおでこ、額のラインを作り出すことができます。
また、ごく稀ですがリッジという傷跡の盛り上がりを生じることがあります。これら第二の原因は現在完全に無くすことはできませんが、慎重な手術により満足のいくレベルにすることができます。
- 30代の女性なのですが、最近分け目が薄くなってきています。女性でも男性のように薄毛になるのでしょうか?
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これまでは女性の薄毛というと40、50代以降の方が多かったのですが、最近は20、30代の女性の方が薄毛の悩みのご相談に来院されています。
分け目の薄毛や全体が薄いなど女性の薄毛の原因のほとんどが「びまん性脱毛症」といわれるもので、このびまん性脱毛症は加齢による薄毛の症状です。
加齢によるホルモンバランスの乱れにより、女性ホルモンよりも男性ホルモンが強くなったことで引き起こされると言われています。
ただ、20、30代の女性の方の薄毛の原因としては、過度なダイエットなどで引き起こされることが多く、ストレスにより自律神経のバランスを崩したり、睡眠不足などでも同じように脱毛を引き起こしてしまうと言われています。
また、分け目の薄毛の原因としてもう一つ考えられるのが「牽引性脱毛症」のような、同じ分け目を継続しているとその部分に負担がかかってしまい徐々に髪の毛が抜けて薄くなってしまうということもあります。
ですから、そうしたことを予防するためにも少しずつ分け目を変えたり、食生活の改善やストレスの軽減を考えて改善していくことが重要になります。
こうした女性の薄毛治療には自毛植毛手術はもちろん、成長因子を使ったグロースファクター療法などが可能です。
- 「睡眠」が髪の毛や頭皮に影響することを教えてください。
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睡眠時に分泌される成長ホルモンが髪の毛や頭皮環境には大切な要素です。
睡眠が不足した状態では、自律神経も過敏になって、さらには疲労物質やストレス物質が十分に取り除けていない状態です。
また成長ホルモンの減少は成長促進因子の減少、免疫機能の低下ですし、自律神経や疲労ストレス物質は成長抑制因子を増やすため、頭皮環境は悪く髪が成長し続けにくくなり、薄毛が促進される悪影響の一つと考えることができますので、『寝不足』には十分にお気をつけください。
治療について
- プロペシアやミノキシジルの治療薬について簡単に教えてください。
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プロペシアやミノキシジルは、今最も注目されている2大薬用育毛剤です。
プロペシアは発毛のサイクルを正常にする働きがあるため男性ホルモンに影響を与えます。
発毛のサイクルが正常になることで、細い薄い毛でも太い濃い毛に生え変わる効果が期待できます。ですから、毛髪を増やすための薬ではなく発毛のサイクルを正常に治す薬と言えます。
ミノキシジルは、経口高血圧治療薬として1960年に開発されましたが、その後育毛効果があることが発見された薬です。
元々、血管を広げる作用によって毛乳頭細胞、毛母細胞が活性化されると言われているがその他の血管にはその効果が見られないため現在もミノキシジルの仕組みは研究中です。 ですから、プロペシアやミノキシジルは2つとも全く違うものとされております。
- ミノキシジルタブレットとフィナステリドの服用は必須でしょうか。
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勿論女性の患者さんや、薄毛の原因がAGA(男性型脱毛症)では無い方にはフィナステリドの内服は必要ありません。
AGAが原因もしくは、多くの方が薄毛の原因としてAGAとCTE(慢性休止期脱毛症)が混在しており、その比率が違うだけということがほとんどですが、そのようなケースでは、術後数ヶ月間ミノキシジルとフィナステリドを服用して頂いております。
但し、どちらの薬も長期連用することで、副作用の心配が有りますので、髪の毛を増やす目的で内服をして頂く訳ではありません。服用の理由は、(今まで経験したことのない)植毛手術自体がストレスになることから、そのストレスが薄毛の進行を引き起こすケースがあります。
せっかく植毛をしたのに、植えた毛が生えて来たにもかかわらず、既存の毛がそのストレスで少なくなっては満足度も下がってしまいます。
そのリスクを回避するためにも、手術を受けたことの影響が無くなる4ヶ月は内服をして頂き、その後1/2錠に減量していき、6ヶ月目の術後検診(無料で行っております)などで、医師とご相談の上で内服を止めるか、副作用の心配のいらない程度の1/4錠に減量して頂くかを決めて頂きます。植毛手術は将来の薄毛の進行を止めるものでは有りません。
進行を防止(完全に防止することは無理ですが)する目的で、副作用の心配の無い程度の微量の薬を補助的に使って頂くものとご理解下さい。
- 育毛剤や発毛剤は効果的なのでしょうか?
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使用する成分やご自身の体質等により、効果的な薬剤も存在します。 ただし、ご自身に合った適切な育毛剤・発毛剤選びが重要となってくるため、絶対に効果がありますとはどなたにも断言はできません。
髪が薄くなる原因は、遺伝的要素や生活習慣など様々な原因が考えられます。また、育毛剤や発毛剤以外にも、栄養状態や体質によってはサプリメントを併用することなど、毛髪の成長に不足している物資のある場合には補給を勧めるケースもあります。
まずは専門医にご相談し、ご自身の脱毛の原因を把握されることをお勧めいたします。
また、「育毛剤」と「発毛剤」は全くの別物で効果や成分も違います。
「育毛剤」は、髪の毛を育てる助けをするもので一般的なドラックストアでも購入は可能ですが、「発毛剤」は医薬品であり、薬剤師のいる薬局かもしくは医師の許可のもとに処方しているものになります。
- どのような方が植毛施術をしているのでしょうか?
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20代から80代まで、男女問わず来院いただいております。
例えば、先日は定年退職された男性がいらっしゃいました。
初めて植毛施術を受けられる方ももちろんですが、他院で数年前に施術を受けられた方や、中には3~4回目の植毛施術を当院で受けられる方もいらっしゃいます。
また、他の薄毛治療を受けていたけれども、効果に満足できずに植毛施術を受けた方も多くいらっしゃいます。
セカンドオピニオンとして、そして専門医療機関としての品質と安心感が幅広い層の患者様に評価をいただいております。
- 植毛手術でロボットを使用することはありますか?
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現在、日本で導入されているものと考えると、植毛手術の際、移植毛を採取するためのロボットのことについてのご質問だと思われます。
移植毛の選定と採取は、植毛手術において重要な事柄です。医師の知識と経験も大きく関わります。また、採取する髪も方向、長さ、頭皮の凹凸と環境も様々です。
アスク井上クリニックでは、そのような色々な要素を考慮し、当院で実施している方法が現時点では最善であると考えていますのでロボットの導入はしておりません。
もちろん、医療技術、医療機器は日々進化しておりますので、状況に合わせて、その時点で最善の方法と考えるものを選択していくつもりです。
- 治療の流れを教えてください。
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治療の流れは以下のようになります。
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①手術前の準備
まず、リクライニングチェアなど落ち着いたプライベートルームをご用意しておりますので、手術前のお着替え・ご支度をしていただきます。
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②手術前の診察と再度デザインの確認
施術をする前に再度グラフトの分配、そして移植部位の分配やデザインを決めていきます。(持病や体調等のバイタルチェック含む)
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③グラフトの採取
手術開始となり、移植毛を後頭部から採取します。毛穴単位でひとつづつ丁寧に吸引採取いたします。
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④移植孔を作成
当院の自毛植毛のために開発したマイクロスリット、マイクロパンチを用いて毛髪の流れデザインを丁寧に作成いたします。
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⑤移植
空気圧で稼動するインプランターを用いて丁寧に迅速に移植していきます。
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⑥施術終了
施術後は、包帯を巻いて帽子を被って帰宅して頂きます。場合によっては包帯が不要の場合もあります。
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- メスを使わない自毛植毛の場合、何グラフトぐらいまで採取できるのですか?たくさんの数を採取した際に後頭部は薄くな見えてしまいませんか?
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後頭部の髪の毛の密度があまり無い方でなければ、4,000~5,000グラフト採取しても後頭部の密度が気になることはありません。ただ、複数回の手術で合計して7,000~8,000グラフト採取するとなると、薄さは目立つようになります。
それでもまだまだ採取することは可能ですが、あとはご本人がどの程度その薄さを気にされるか、許容できるかにもよります。
ただ、当院のハイブリッド自毛植毛《i-SAFE》は、後頭部の採取部分の薄さが目立たないようにしながら、最大のグラフト数の採取を可能にすることができます。
それは後頭部の採取方法をストリップテクニックとメスを使用しない方法を組み合わせ、採取後の薄さを気にすることなく最大数のグラフトを採取していくという方法です。
例えばストリップテクニックによりグラフトを2,000グラフト採取し、3,000~4,000グラフトをメスを使用しないで吸引採取するというものです。
FUSSによりできた後頭部の採取部は、テンションが掛からない幅でドナーを採取し縫合するので、術後の傷跡もほとんど目立たず髪の毛の密度の問題はなくなります。そして、FUEにより採取した部分はほとんど薄さを感じることがありませんので、より多くの移植毛(グラフト)の採取が、手術後の後頭部の薄さを気にすることなくできるのです。
FUSSとFUEの利点を融合した自毛植毛、これが当院の《i-SAFE》がハイブリッド自毛植毛といわれる所以です。
- 2回目の手術を考えているのですが、どのくらいの期間を開けたほうがいいのでしょうか?
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移植部位が違うところであればいつでも手術は可能になります。
同じ場所への移植をご希望の場合、移植毛が表面に生え揃う術後8か月くらいがひとつの目安になります。
- 手術後は通院が必要ですか?また、手術後の検診とかはあるのでしょうか?検診の費用についても教えてください。
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基本的に手術後の通院は必要ありませんが、手術後は半年ごとに定期検診を受けていただいております。
ただ、この定期検診も必ずということではありません。もし気になるようなことがあれば、いつでもご相談いただけます。
遠方の方はお近くにいらっしゃるときに来院・ご相談されています。
また、検診時にかかる費用は、お薬が処方されたときにはそのお薬代だけで、そのほかの費用や再診料などは一切掛かりません。
- 自毛植毛の手術はカウンセリングした当日に受けられますか?
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通常は初診時に血液検査を行いその結果が出てから手術となりますので、初診から1日以降となりますが、ご予約・お問合せのメール・お電話等で既往歴または現状について問題が無い場合は、当日の手術も可能です。
- 手術の際は髪を短く刈り上げるのでしょうか?
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自毛植毛手術において手術環境として最もベストなのは丸刈りといえますが、しかし通常中々それはできませんので、グラフト(移植毛)の採取量に応じて後頭部を2~3mmに刈り上げグラフトを採取します。
その刈り上げた部分は周囲の髪の毛で隠すか、全体を刈り上げてしまうか、またはヘアシートという付け毛でカバーリングします。
ただ、どうしても髪の毛を短く刈り上げることに躊躇・抵抗があるという方や女性の方には、 当院のもう一つの自毛植毛法《アンシェーブンi-SAFE》をお薦めしています。
この手術は後頭部の髪の毛を短く刈り上げることなくグラフト(移植毛)の採取を行うことができます。手術後の髪形を気にせずに手術を受けられる自毛植毛手術になっています。
- 手術中や手術後の痛みはありますか?また、手術後は腫れるのでしょうか?
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手術の前に、気持ちをリラックスさせるお薬を飲んでいただいたあと局所麻酔の注射をします。
手術中はこの麻酔が効いているので痛いと感じることはありません。手術の大半は眠っていることが多いでしょう。
手術後も全く無痛ということはないですが、一般的な切る手術がかなりの痛みを伴うのに比べ、ほとんど無いと言っていいほどの軽度なものです。
また、手術後の腫れについてですが、腫れたと言われる方は数%いらっしゃいます。
手術の規模が大きくなるにしたがって、また、より前額部に近ければ近いだけ、その程度と頻度は高くなります。ただ、手術中に腫れ止めのお薬を使うようになってからはその程度も低くなりました。
このようにお薬は使っていますから、更に薬が必要なことはありませんが、腫れないよう注意していただくことがあります。
それは術後5日間はできるだけ上向き(仰向き)で寝ていただくこと、またお酒は控えるなどの注意をお願いしています。
腫れてしまった場合は冷やすなどの対処で治まります。
- 一度の手術で満足いく密度が得られますか?
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日本人の毛髪密度はおよそ120~200本/c㎡です。
一度の移植では80~100本/c㎡、グラフト換算で40~50グラフト/c㎡のことが多いので、一度でフサフサとまではいかなくともかなりの満足度が得られます。
これ以上の密度で一度に移植したい場合、限られた資源であるドナーから移植毛の分配が最適でなかったり、既存毛の損傷や生着率の低下を起こすことがあるので、慎重に決定していったほうがいいでしょう。
- 人工毛を植毛しているのですが、自毛植毛の手術は受けることはできますか?
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自毛植毛の手術が可能かどうかは頭皮の状態と残っている人工毛の量(数)にもよります。
人工毛を植え付けた後の皮膚は、異物反応(体内に侵入した異物に対して起こる自然免疫系に属する炎症反応の一種)により化膿を繰り返していることが多く、炎症が酷い場合手術はこの炎症がある程度落ち着いてからになります。
また、この異物反応は既存の髪の毛にも影響があり、おそらく周囲にあった既存毛は抜けていると思いますが、この影響は自毛の移植毛にも悪く、折角移植しても生着を妨げることがあるため、自毛植毛の手術は原則人工毛を抜去してからとなります。
残っている人工毛の数が少ない場合、自毛植毛の手術時に同時に抜去することもできますが、あまり多い場合は時間的・費用的に考えても前もって抜去してきていただいたほうがよろしいかと思います。
- 刈り上げない自毛植毛《アンシェーブン i-SAFE》はどのように行うのでしょうか?また、問題点等はあるのでしょうか?
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後頭部のグラフト(移植毛)採取部を刈り上げないでFUE手術を行っている施設の多くでは、採取毛あるいはその周囲を短く刈り込みグラフトを採取しているようですが、当院はこのように刈り上げることなくグラフトを直接採取していきます。
この刈り上げない方法の問題点として挙げられるのは、比較的時間が掛かり、一日で行える量がおよそ2,000グラフト程度までであることと、術経過の中でショックロスがこの後頭部のドナー部分にも強く起こってしまう方が稀にいらっしゃいます。
そうした場合、折角刈り上げずに行ったのに、一時的にかなり少ない毛の状態になることがあるということです。
- 植毛した後の傷跡が残ることはありますか?また、他人から見てバレないですか?
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お問合せの中で一番多いご質問がこの「傷跡」と「他人にバレないか?」ということ。
まず傷跡についてですが、当院の自毛植毛術《i-SAFE》では、超極細の口径を持ったマイクロパンチを使って後頭部から移植毛(グラフト)を吸引採取しているので、その採取跡は厳密に言えば傷跡になりますがほんの数ミリの点程度のものですから手術痕とは思えないものなので、たとえ髪を短くしても全くと言っていいほど分からないものです。
髪の毛が伸びてしまえば他人から見てバレるということはありません。
特に後頭部を刈り上げない《アンシェーブンi-SAFE》であれば、後頭部を短く刈り上げないので手術翌日でも全く分からないものです移植部分は超微細なマイクロスリットによる移植ですから、手術後数日間はかさぶたができますが非常に細かく小さなものなので既存毛で隠すことができます。
特に髪の毛の隙間への移植部分はその極少の移植部なので、ほとんど他人に気づかれるということはないでしょう。
- 植毛の手術はすべて全身麻酔で行うのでしょうか?
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自毛植毛の手術では全身麻酔ではなく局所麻酔を使って行われます。
手術の前にリラックスするお薬を飲んでいただいてから局所麻酔をしますから、手術前の不安を感じることなくリラックスして受けることができます。
ですから手術の大半は眠っていて、目が覚めたら手術が終わっていたという方が多いようです。
- 植毛した後は瘡蓋(かさぶた)ができると聞きましたが、どのくらいの期間出来ているのでしょうか?
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手術後移植部分に瘡蓋(かさぶた)ができるのは、術後だいたい4日目以降からできてきます。
できている期間は多少個人差はありますが、洗髪をしているうちに2~3日で自然と取れていきます。
移植した髪が生着するまでは不安定ですので、瘡蓋を無理に剥がし取ったりしないよう気をつけていただきます。
- 円形脱毛症(所謂10円ハゲ)に植毛することはできますか?
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ケガや火傷など外傷で出来てしまった部分であれば植毛はできますが、ストレスや内分泌異常、自己免疫疾患やアレルギー疾患でできてしまった脱毛部分への植毛は、生活環境の改善や体質改善などで自然治癒する可能性があるのであまり植毛手術はお勧めできません。
フィナステリドの服用について
- フィナステリドの服用は必須でしょうか。
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勿論女性の患者さんや、薄毛の原因がAGA(男性型脱毛症)では無い方にはフィナステリドの内服は必要ありません。
AGAが原因もしくは、多くの方が薄毛の原因としてAGAとCTE(慢性休止期脱毛症)が混在しており、その比率が違うだけということがほとんどですが、そのようなケースでは、術後数ヶ月間フィナステリドを服用して頂いております。
但し、どちらの薬も長期連用することで、副作用の心配が有りますので、髪の毛を増やす目的で内服をして頂く訳ではありません。服用の理由は、(今まで経験したことのない)植毛手術自体がストレスになることから、そのストレスが薄毛の進行を引き起こすケースがあります。
せっかく植毛をしたのに、植えた毛が生えて来たにもかかわらず、既存の毛がそのストレスで少なくなっては満足度も下がってしまいます。
そのリスクを回避するためにも、手術を受けたことの影響が無くなる4ヶ月は内服をして頂き、その後1/2錠に減量していき、6ヶ月目の術後検診(無料で行っております)などで、医師とご相談の上で内服を止めるか、副作用の心配のいらない程度の1/4錠に減量して頂くかを決めて頂きます。植毛手術は将来の薄毛の進行を止めるものでは有りません。
進行を防止(完全に防止することは無理ですが)する目的で、副作用の心配の無い程度の微量の薬を補助的に使って頂くものとご理解下さい。
カウンセリング及び来院時の接触者について
- 他のクリニックでは、あまり医師とは話ができませんでしたが、ちゃんと井上先生に診察をしていただけるのですか?
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もちろん、アスク井上クリニックでは、院長の井上医師が診察を行います。
問診・診察において、患者様の心身の状態と環境面を考慮し診断を行い、疾患名や処方または治療方針や手術内容等を患者様へ診療提案説明(インフォームドコンセント)をおこなっています。
他のクリニックでは、アドバイザーやカウンセラー等の肩書のスタッフがお話しをして、医師の診察は、ほとんどないところもあるそうですが、患者の診察を行えるのは、医師だけですから、当クリニックでは、院長自身が診察します。
どんなお悩みをお持ちで、どういう治療方針を立てるべきかは、しっかりお話をしないと判断できませんので、直接お話を聞くことが基本であると考えています。
- 当方男性ですが、無料カウンセリング時に絶対に女性と顔を合わせたくありません。カウンセリング時にそういった配慮をして頂くことは可能でしょうか。
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はい。基本的に予約の調整を行っておりますので、カウンセリングや手術日に他の方とお会いすることの無いように心がけておりますので、どうかご安心下さい。
また、通常男性スタッフが対応させて頂きますが、スタッフに女性も在籍しておりますので、来院時の問診表などのご記入の際にも男性スタッフをご希望でしたら、カウンセリングのお申し込み時にその旨お伝え下さいませ。
※但し、看護師は女性が多いため手術前の採血などの際には女性看護師が対応することもございますのでその点はご了承下さい。
- 他の患者さんと顔を合わせることはありますか。
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先ほどお答えしましたように、極力他の患者さんにお会いすることの無いようにしております。
ただ、全国から多くの患者さんがお見えになっていることから、絶対に他の患者さんと一緒にならないということは言い切れませんが、待合などは個別に仕切られておりますし、個室もご用意しておりますので、基本的にお顔を合せることはございません。
- 無料カウンセリング後に何か自宅やメールにDMなど届くようになったりしますか。
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「後追い営業」と称して、何度も連絡してくるクリニックも有るようですが、当院の方針で、ご希望頂いた方以外にDMやメール、電話勧誘などは一切行っておりません。
勿論、カウンセリングにお越し頂いた際にも、無理な手術の勧誘なども一切しておりませんので、カウンセリングをお受け頂き、十分納得頂いた方だけが当院で手術を受けられております。疑問点がある状態では予約はなさらないようお勧めしております。
※それだけ自信を持って対応させて頂いております。
植毛後について
- 手術後、髪はすぐ洗えるのでしょうか?
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洗髪は、手術の翌日の午後から可能です。むしろ、頭部を清潔に保ち、感染を予防するため、毎日最低1回は行うようにしてください。
術後翌日から6日までは、ぬるめのお湯(38度前後)のお湯でシャワーの水圧は弱めにし、移植部にお湯を直接かけないようにシャワーヘッドを移植部にあてて周りから流します。
シャンプーは直接つけず、移植部はシャンプー液が流れる程度にしてください。
トニックシャンプーなどの刺激の強いもののご使用は、おやめ下さい。
移植部以外は、指の腹を使い優しく洗ってください。移植部は擦らないよう十分注意してください。
すすぎは、流し残しが無いよう丁寧に流します。タオルで水気を取る際は、移植部を擦らないよう、優しく押さえるようにしてください。
髪を乾かす際は、自然乾燥が原則になります。もしドライヤーを使用する場合は、直接ドライヤーの温風が当たらないように送風で乾かしてください。
術後7日目以降は、基本的に通常の洗髪方法でかまいません。瘡蓋を落とすように指先を使い丁寧に洗ってください。
また、セットの際は、移植部をブラシやクシで擦らないでください。
- 植毛した髪の毛は抜けないのでしょうか?
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植毛した髪の毛に限らず、髪は、成長期、退行期、休止期のヘアサイクルを繰り返します。
当然、植毛された髪もこのヘアサイクルを踏襲しますので、髪が抜けることもあります。
しかし、また他の髪と同じように生えかわります。そこが、カツラや増毛等の他の薄毛対策と大きく違うところになります。
つまり、植毛手術とは、単純に髪を移動させるわけではなく、ヘアサイクルのシステムも含めすべてを移植させる手術というわけです。
ですから、基本的には、移植毛を採取したエリアの髪の毛が白髪になれば、植毛された髪も白髪になります。
傷跡について
- 5年前に他のクリニックでメスを使う自毛植毛手術を受けたのですが、後頭部の傷跡が広がってしまい目立つ傷跡になっています。
この後頭部の傷跡への植毛は可能ですか?また、移植毛の生着率は低いのでしょうか? -
当院では、過去にストリップテクニックによりできてしまった後頭部の傷跡への植毛を希望される方が多く来院されており、たくさんの方がこの後頭部の傷跡への植毛を受けています。
当院のメスを使用しない自毛植毛《i-SAFE》は、このように手術やケガなどでできてしまった傷跡への植毛(リカバリー植毛)も、新たに大きな傷跡を残すことなく手術が可能です。
傷跡への移植した際の移植毛の生着率ですが、移植床の血流の状態や皮膚の厚みにもよりますが、多くの場合、大きな生着率の低下はありません。
- 移植部分や後頭部の採取した部分の傷跡は目立ちますか?
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移植部分では通常ほとんど傷跡は分かりません。
稀に主として体質的な要因でテント、リッジ、ピットと呼ばれる現象が起こり目立つと感じられることもあるようですが、慎重な手術と術後のケアによりその頻度は低くなっています。
後頭部の採取部分の傷跡ですが、切る手術のような明らかな手術痕はありません。
グラフト(移植毛)の採取量が多くなってくると、髪の薄さもそれに伴い目立つようになりますが、当院の自毛植毛《i-SAFE》では、一般のメスを使用しない自毛植毛FUEに比較して後頭部の採取部の小さな点状の採取跡は少なく、手術痕とは判断できない程度のものです。
費用について
- 地方に住んでいるのですが、自毛植毛には何回通院が必要なのですか?
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カウンセリングと手術当日の来院は最低でも必要になりますが、カウンセリングと手術を1日ですませることも可能です。まずはカウンセリングでご相談下さい。
また、北は北海道、南は沖縄などの遠方からの方でも宿泊施設などもご相談いただければ用意することも可能です。
患者様のご都合、または生活スタイルを第一に考えた提案を行っておりますので、遠方の方にもご安心いただけるご提案をさせていただきます。
まずはメールや電話でご相談いただければと思います。
- 初診料金はどのくらいかかるのでしょうか?
また、時間はどのくらいかかるのですか? -
当院では診察料は一切いただいておりません。また、初診ですが1時間程度お時間をいただいております。
- ローンは使えますか?
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はい、当院ではメディカルローンが利用できますので、月々5,000円より最長60回までの分割が可能です。
- AGAの治療を考えているのですが、保険は適用になるのでしょうか?
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AGA(男性型脱毛症)の治療(内服薬および外用薬、自毛植毛手術や発毛メソセラピーを含む)は、厚生労働省による国民健康保険は適用されませんので、すべて自由診療(全額自己負担)となります。