女性の脱毛症 脂漏性脱毛症

女性の脱毛症は様々な要因のものがありますが、今回は脂漏性脱毛症についてまとめたいと思います。

脂漏性脱毛症とはどんな症状なのか?

具体的な症状は、皮脂の分泌が過剰すぎることで発生する脱毛症です。頭皮に皮脂が分泌することは普通のことですが、脂漏性脱毛症の場合、目で見ても確認できる位皮脂が大量に発生するため違う症状として扱われる場合が多いです。皮脂が大量に分泌されることで、毛穴が化膿し、痛みが伴ってしまう場合には早めに医師に診断してもらいましょう。

脂漏性脱毛症の原因

分泌された皮脂が多いmirror_womanことで頭皮の毛穴が塞がれます。これによって皮脂常在菌やダニが繁殖され、炎症、や化膿を引き起こしてしまうことが脂漏性脱毛症による抜け毛の原因となるのです。

皮脂が異常に分泌される理由については、まだ症例集も少なくはっきりと解明されてはいないようです。

一般的には、男性の方が男性ホルモンが多いために皮脂の分泌を活発にする働きがあるのですが、女性と比較すると男性の方が頭皮の分泌量が多いと言われています。

 

また、一般的に男性ホルモンが多いだけでは脂漏性脱毛症になることは少なく、ホルモンの分泌以上や、突然変異などが関係する場合もあります。

脂漏性脱毛症の特徴

皮膚の分泌が活発な時期に多いと言われており、思春期や成長期の際に起こりやすいと言われています。

対策方法

脂漏性脱毛症が悪化すると、ニキビがひどくなった時のように化膿し、痛みが起きることもあるので、早期に治療を進めておくことが大切です。

また、脂漏性脱毛症には化膿や炎症を抑えるために消炎剤、抗生物質が必要とされており、しっかりと皮膚科の診断を受けることが大切です。また、皮脂を分泌させない工夫も日々の生活を少し変えると効果が出る場合があります。

運動

適度な運動をしましょう。筋トレ、ウォーキングなどを定期的に行うことで代謝機能が高まります。

食生活の見直し

脂っこいものは控え、ビタミンB群が多くふくまれている野菜を摂取したり、栄養バランを整えるのも大切です。また、珈琲、アルコールなどの刺激が強いものも控えめにしましょう。

皮脂が少ない女性

女性は、比較的男性よりも皮脂が少ないので男性より発症しにくいのですが。妊娠や出産やホルモンバランスが乱れ、加齢によりエストロゲンが減少するおことで、女性の脂性になってしまうこともあります。皮脂は、洗い流したからといって減るものではありません。必要以上に洗浄してしまうと頭皮を保護するために必要な分も無くなってしまうために分泌量が多くなってしまいます。ですから、皮脂は適度に洗い流し、清潔に保つことが一番の対策でしょう。

シャンプーの見直しをshampoo_boy

市販のシャンプーは、洗浄力が強いものが多く販売されています。そういったシャンプーは必要な皮脂まで除去してしまうので合成面活性剤を使用していないシャンプーを選びましょう。そして、シャンプーの順番にも気を使ってみてください。

まず、湯船にしばらく浸かり頭皮の毛穴をしっかりと開かせてからお湯で頭皮の汚れを落とします。その後に、泡立てたシャンプーで洗います。その後洗い流す際にはシャンプー成分が頭皮に残らないようにすることが大切です。洗っても、頭皮がべとついてしまう場合には1日1回、2日に1回程度シャンプーを2回2度洗いを試してみてください。

 

脂漏性脱毛症に関して詳しく知りたい方はこちら

 

監修医師

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

経歴

1988年熊本大学医学部卒業
熊本大学医学部付属病院 勤務
1989年某大手美容整形外科クリニック 本院勤務
1998年都内美容外科クリニック 院長就任
2002年植毛クリニック開院
2014年アスク井上クリニック 開院
2022年アスク美容クリニック銀座 開院

学会等実績

日本美容外科学会 / 日本臨床毛髪学会 / 日本頭蓋顎顔面外科学会

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

坂本 有孝 アスク井上クリニック副院長

経歴

2000年3月久留米大学医学部卒業
2000年4月久留米大学病院(形成外科)勤務
2005年7月国立病院機構九州がんセンター(形成外科)勤務
2006年7月久留米大学病院(形成外科 助教)勤務
2009年7月済生会福岡総合病院(形成外科 主任医長)
2012年4月済生会福岡総合病院(形成外科 主任部長)
2013年4月某大手植毛クリニック福岡院 院長
2015年4月某大手植毛クリニック新宿本院 院長
2023年7月アスク美容クリニック銀座院長就任
2025年4月アスク井上クリニック副院長就任

学会等実績

日本形成外科学会認定専門医 / 日本臨床毛髪学会会員