発毛、育毛、増毛、植毛の違い

今回は基礎的な髪の毛の話になります。これらの用語の意味は知っておいた方がカウンセリングなどで困ることはないといえます。薄毛対策は実は発毛、育毛、増毛、植毛の4タイプに分類できます。それぞれの詳しい違いについては知っていますでしょうか。この一見分かるようで分かりにくい薄毛の対策方法についてその違いをご紹介していきます。

育毛

これは多くの人が知っているかと思います。

育毛は、もう既に生えている髪に対して行う薄毛対策です。発毛と極めて似ていますが、育毛の場合、既に生えている髪の毛を育てボリュームを出すことで薄毛を解消させるのです。育毛の方法は、育毛シャンプー、育毛剤、育毛マッサージなどです。

髪の毛はきちんと生えているが長さが短い、細い、直ぐに抜け落ちてしまう方が行うと効果的な薄毛対策です。

▼育毛剤についてはこちらの記事でも解説しています。
育毛剤

発毛

発毛は、育毛と勘違いされやすいのですが、明確に異なります。これから生えてくる髪に対し行う薄毛対策なのです。具体的には頭皮環境を整え、これから生えてくる髪の毛を育ち易くさせるのです。発毛シャンプー、発毛マッサージ、生活環境の見直しなどが発毛対策として挙げられます。

頭皮環境や体質などの問題があり髪の毛が生えにくい方がする薄毛対策です。

 

増毛

増毛。こちらも発毛、育毛と勘違いされている方が多くおられます。しかしこちらは既に生えている髪の毛に人工毛髪をしっかりと結び付ける薄毛対策なのです。いわゆる人工毛植毛のことです。

髪の毛1本に5〜6本の人工の毛髪を結び付け、ボリュームを出して見た目を改善させます。付け毛、エクステ、カツラも広義では増毛です。

増毛はカツラメーカーなどが展開している増毛サービスの店舗等で行われます。こちらは発毛、育毛のように自分の本来の再生しようとする力に期待するのではなく、物理的な半ば強引な手段で見た目を改善したいという方が行う薄毛対策です。

植毛

人工毛植毛と区別するために、こちらは自毛植毛ととらえて頂ければと思います。後頭部や側頭部などの自分の髪の毛を少ない部分に移植する薄毛の対策です。

植毛は、当院のような専門の医療クリニックで医師免許を持っている医師による手術が行います。増毛よりも不自然ではない仕上がりとなります。手術で自分の髪の毛を薄毛となっているところに植え付けます、そこにボリュームを出し薄毛の名前を解消させます。

発毛、育毛は人により効果が違うので、しっかりと確実に薄毛を解消したい場合、植毛になります。なぜかというと増毛の場合は、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると不自然な見た目になります。

植毛は自身の髪を薄い部分に移植するため、定期的なメンテナンスは必要ありません。髪がかなり伸びても、増毛のように不自然さが出ることはまずありません。初期費用は高くなりますが、自然な仕上がりを求める方は自毛植毛を選ぶべきでしょう。

▼自毛植毛についてはこちらの記事でも解説しています。
自毛植毛とは?

男性型脱毛症(AGA)について

発毛抑制成分のTGF-β1が、毛乳頭に作用することによりヘアサイクルが乱れます。

ヘアサイクルは、正常なら「休止期」→「成長期」→「退行期」を2~6年の周期でくり返します。そして毛髪は成長期の間に太く、長く、強く成長します。しかしながら、TGF-β1が作用すると成長期が短くなります。なんと毛髪がきちんと成長する前に抜けてしまうのです。

つまり毛髪密度が徐々に低下し、薄毛の症状が現れるのです。AGAの原因は、じつは男性ホルモンではないのです。5αリダクターゼⅠ型、Ⅱ型とテストステロンが結合してできたDHTの濃度により発症するのです。

レセプターの感受性が生まれつき高い人、5αリダクターゼが多い人も薄毛になりやすいといえます。

▼AGA(男性型脱毛症)についてはこちらの記事でも解説しています。
男性型脱毛症(AGA)

 

遺伝による薄毛(ハゲ)の治療方法

遺伝による薄毛(ハゲ)の治療方法

「薄毛は遺伝だから治らない」と思われがちですが、実は治療で進行を抑えたり発毛を促したりすることが可能です。ここでは、AGA(男性型脱毛症)の治療でよく使われる方法を詳しく紹介します。

内服薬

AGA治療の中心となるのが、毎日服用する内服薬です。代表的なのはフィナステリドやデュタステリドで、これらは男性ホルモンの一種であるテストステロンが、5αリダクターゼという酵素の働きによってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるのを抑えます。

DHTは、毛根に脱毛の命令を出してしまう原因物質のため、その量を減らすことで抜け毛の進行を防ぐのです。毎日の服用で効果が持続し、現状維持や抜け毛の減少、髪の太さの改善などが確認されています。

ただし、効果を実感するまでには数ヶ月以上かかることもあり、続けることが大切です。

外用薬

もう1つの重要な治療が、頭皮に直接塗るタイプの外用薬です。特に有名なのがミノキシジルで、発毛を促す作用があります。ミノキシジルは頭皮の血流を改善し、毛根の細胞を活性化することで、髪の成長サイクルを整えます。

これにより休止期に入っていた毛根が再び成長期に入り、細くなっていた髪が太く長く育つ効果が期待できるのです。市販薬としても使えるため、始めやすいのも特徴です。内服薬と併用することで「抜け毛を減らす」と「新しい髪を増やす」を両立し、より高い治療効果が目指せます。

自毛植毛

薬だけでは効果が出にくい場合や、見た目の変化を早く望む方に選ばれているのが自毛植毛です。自分の後頭部などAGAの影響を受けにくい部分の毛根を採取し、薄くなった部分へ移植する方法です。

移植した髪は定着すると半永久的に自分の髪として生え続けるため、自然で長期的な効果が期待できます。外科的な手術にはなりますが、技術の進歩で傷跡も目立ちにくくなり、ダウンタイムも短くなっています。

ただし、費用が比較的高額になる点や、医師の技術によって仕上がりに差が出る点もあるため、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。

 

なぜ自毛植毛が根本治療なのか

薄毛治療には薬や外用薬などさまざまありますが、「根本的に薄毛を解決したい」と考える方に注目されているのが自毛植毛です。薬との違いや、自毛植毛が根本治療と呼ばれる理由を詳しく解説します。

投薬は「抑制」止まり

AGA治療で一般的に使われる内服薬は、テストステロンを脱毛の原因となるDHTに変換する酵素(5αリダクターゼ)の働きを抑えます。これによってDHTの量を減らし、毛根への悪影響を防ぐことで抜け毛の進行を遅らせます。

しかし、薬の効果は飲み続けている間だけで、服用をやめると再びDHTが増え、薄毛が進行してしまうのです。つまり、投薬は薄毛を治す治療ではなく、現状維持のための方法です。長く効果を保つためには毎日欠かさず飲み続ける必要があり、体質や副作用のリスクも考える必要があります。

自毛植毛なら「1回で完了」

自毛植毛は、後頭部などAGAの影響を受けにくい部分から健康な毛根を採取し、薄毛が気になる部分に移植する治療法です。移植されたドナー毛はDHTの影響をほとんど受けないため、一度しっかりと定着すれば半永久的に髪が生え続けます。

薬のように毎日飲んだり塗ったりする必要はなく、一度の手術で効果を感じられるのが大きな魅力です。さらに移植された髪は自分自身の髪のため、自然に伸び、パーマやカラーも楽しめます。

もちろん、手術には費用やダウンタイムが必要ですが、「薄毛を根本的に改善したい」という方にとって、自毛植毛は有力な選択肢といえます。

 

アスク井上クリニックの「i-SAFE」は高い生着力とデザイン力を兼ね備えた自毛植毛法

薄毛治療には、薬や外用薬といった進行を抑える方法が一般的ですが、根本的な改善を目指すなら「自毛植毛」が有力な選択肢となります。中でもアスク井上クリニックが提供する独自の自毛植毛法「i-SAFE(アイセーフ)」は、高い生着率と自然な仕上がりを両立させた最先端の技術です。

科学的根拠に基づく生え際デザインで自然な仕上がりを実現

植毛の結果は「どこに・どう植えるか」で決まる、といっても過言ではありません。i-SAFEでは、ただ髪を増やすだけでなく、生え際のラインや密度、毛の向きまで一人一人に合わせて設計します。顔立ちや年齢、髪質に応じたデザインが組まれるため、植毛後の仕上がりが極めて自然です。

不自然な「不揃いの前髪」や「直線的すぎる生え際」になる心配が少なく、自分の髪のように違和感なく馴染むという声も少なくありません。単に増やすのではなく、「その人に合った髪をつくる」という考え方が、i-SAFEの大きな特徴といえるでしょう。

陰圧吸引で毛根へのダメージを抑え、高い生着率を実現

i-SAFEが優れている理由の1つは、毛根の採取方法にあります。従来の手術ではメスを使うケースもありましたが、i-SAFEでは陰圧(吸引)を活用しながら、非常に小さな器具で毛根を丁寧に取り出します。これにより、採取の際に毛包へ与えるダメージを抑えられるのです。

傷跡も最小限に抑えられるよう工夫されており、術後の腫れや痛みも少なく済むのが特徴です。そして何より、毛がしっかりと生着しやすいため、一度の施術で長く効果を維持できることが、他の方法と大きく異なります。薬のように継続的な服用を前提とせず、定着後は自然に髪が伸び続けるのも魅力の1つです。

▼アスク井上クリニックのi-SAFEについてはこちらの記事でも解説しています。
当院独自の植毛法 i-SAFEとは

まとめ

薄毛(AGA)は遺伝によって発症リスクが高まることがわかっていますが、決してあきらめる必要はありません。内服薬で進行を抑え、外用薬で発毛を促し、さらに根本的に治療したい場合は自毛植毛という選択肢もあります。大切なのは正しい知識を持ち、早めに対策を始めることです。未来の髪を守る行動は、今日からでも始められます。

もし少しでも気になる点があれば、植毛・自毛植毛専門クリニックのアスク井上クリニックの無料カウンセリングをご活用ください。

監修医師

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

経歴

1988年熊本大学医学部卒業
熊本大学医学部付属病院 勤務
1989年某大手美容整形外科クリニック 本院勤務
1998年都内美容外科クリニック 院長就任
2002年植毛クリニック開院
2014年アスク井上クリニック 開院
2022年アスク美容クリニック銀座 開院

学会等実績

日本美容外科学会 / 日本臨床毛髪学会 / 日本頭蓋顎顔面外科学会