つむじはげとは?
つむじはげが疑われる場合でも、実際には勘違いだった、ということもあります。つむじはげかどうかは、正しく見分けることが必要です。つむじはげは、頭頂部の頭皮の見え具合、地肌の色、毛の流れ、髪のボリュームなどにより、見分けることが可能です。
むじはげの特徴と原因(AGAなどとの関連)
つむじはげは主にAGA(男性型脱毛症)が原因で起こります。AGAは遺伝やホルモンバランスの影響で進行し、毛が徐々に薄くなっていくのが特徴です。
その他にも、生活習慣の乱れやストレス、頭皮環境の悪化がつむじはげの進行に関わっています。
健康なつむじとつむじはげの違い
健康なつむじは、頭皮がほとんど見えず、自然な毛流れがはっきりしています。髪に十分なボリュームがあり、地肌の色も健康的な青白さを保っています。
一方、つむじはげは地肌が透けて赤茶にみえ、毛流れが乱れ、髪のボリュームが減少しているのが特徴です。
つむじはげの見分け方・セルフチェック方法
つむじはげは、自分で気づきにくい薄毛の一つです。しかし、早期発見が進行を食い止めるカギとなるため、日ごろから頭頂部の変化に注意を払うことが大切です。
ここでは、つむじはげを見分けるためのセルフチェックのポイントをご紹介します。
頭頂部の地肌の透け具合
つむじはげを見極めるうえで、まず注目したいのが「地肌の透け具合」です。本来、つむじ以外の頭頂部は毛量に覆われているため、地肌はほとんど目立ちません。
しかし、髪が薄くなってくると、つむじのまわりにかけて頭皮が透けて見えるようになります。手鏡を使って後頭部を映したり、家族に見てもらったりして、地肌の透け具合をチェックしてみましょう。
つむじの渦巻きの状態と毛の流れの違い
健康的な頭皮では、つむじを中心に髪が渦を巻くようにきれいな流れを作っているものです。しかし、つむじはげが進行すると、この自然な毛の流れが崩れてしまうことがあります。
髪の流れが不明瞭になったり、つむじが広がって見えたりする場合は、毛が細くなってボリュームが失われている可能性があります。
髪の毛の太さや質の変化
「ボリュームが出にくくなった」などの変化を感じたら、つむじはげの進行サインかもしれません。つむじはげが始まると、まず髪のハリやコシが失われ、次第に細く短くなっていくのです。
その結果、頭頂部の髪がペタンと寝てしまい、全体的に元気のない印象になります。自分では見えにくいつむじまわりだからこそ、こうした小さな変化に早めに気づくことが、将来的な薄毛予防につながります。
つむじはげと他の薄毛や頭皮トラブルの見分け方
つむじはげが疑われる場合、それがつむじはげなのか、他の脱毛症なのかを正しく判断することが大切です。見分けを誤ると、効果的な治療が遅れてしまう可能性もあるでしょう。
ここでは、円形脱毛症や脂漏性脱毛症など、他の薄毛や頭皮トラブルとの見分け方について解説します。
円形脱毛症や脂漏性脱毛症との違い
円形脱毛症は突然できる円形の脱毛斑が特徴で、抜け毛は毛根がないことが多いものです。一方AGAは、ゆっくりと進行し、生え際や頭頂部から薄くなります。
脂漏性脱毛症は、過剰な皮脂や炎症による脱毛で、AGAと併発する場合もあり、それぞれ異なる治療が必要です。
頭皮のかゆみ・フケ・赤みなどのトラブルサイン
頭皮のかゆみやフケ、赤みは頭皮環境の乱れを示すサインで、放置すると薄毛の悪化につながることがあります。早めに専門医に相談し、適切なケアや治療を受けることが大切です。
つむじはげの主な原因
つむじはげには、さまざまな要素が関係しています。原因を見極めずに自己流の対策を続けてしまうと、かえって進行を早めてしまうこともあるため注意が必要です。
ここでは、つむじはげの主な原因について詳しく解説します。
遺伝的要素とAGA(男性型脱毛症)
つむじはげの主な原因はAGAによるものが多く、遺伝やホルモンの影響で進行します。進行性のため自然治癒は望めず、早期に専門クリニックで治療することが必要です。
ストレスによるホルモンバランスの乱れ
過度なストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、頭皮の血行不良や皮脂の過剰分泌を招いて頭皮環境を悪化させます。日常的なストレス対策が大切です。
頭皮の血行不良や炎症
頭皮が赤茶けて見える場合は、血行不良や炎症のサインです。栄養が行き届かず髪の成長が妨げられるため、つむじはげが進行する原因になってしまいます。
生活習慣(食事、睡眠、ストレス)
偏った食事や睡眠不足、運動不足、ストレスなどは頭皮環境を悪化させ、薄毛の原因となります。栄養バランスのとれた、規則正しい生活習慣が、健康な髪を育む土台となります。
間違った頭皮ケア
爪を立てた洗髪や洗浄力の強いシャンプー、すすぎ残しなどは頭皮トラブルのもとです。優しく丁寧な洗髪と正しいケアが薄毛予防には欠かせません。
紫外線
紫外線は髪や頭皮にダメージを与え、つむじはげの進行を助長します。特に頭頂部は直射日光を受けやすいため、日焼けのダメージが大きく、紫外線対策を日頃から心掛けることが重要です。
つむじはげの治療法
つむじはげにはさまざまな原因があり、その進行を抑えたり改善したりするためには、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
ここでは、つむじはげの代表的な治療法をご紹介します。
生活習慣の改善
つむじはげの改善には、栄養バランスの整った食事、十分な睡眠、適度な運動など健康的な生活習慣の見直しが欠かせません。
これらの基本的な習慣を整えることで、髪が成長する環境を整え、薄毛の進行を抑制しやすくなります。
頭皮ケア
つむじはげ対策には、頭皮にやさしいシャンプーを選び、強くこすらず丁寧に洗うことが重要です。
爪を立てる洗髪やすすぎ残しは、頭皮トラブルの原因になります。洗髪後は清潔なタオルで水分を吸収し、自然乾燥せずにドライヤーで素早く乾かしましょう。
薬物療法(内服薬・外用薬)
AGAによるつむじはげの場合、専門クリニックで診断を受け、内服薬や外用薬を用いた治療を早期に始めることが大切です。治療薬は、進行を抑えつつ発毛を促しますが、完治は難しく継続が必要です。
注入治療(成長因子・PRP療法など)
専門クリニックでは、成長因子やPRP療法などの注入治療も受けられます。これは頭皮に直接注入することで、髪の再生を促すものです。
自毛植毛
自毛植毛は、後頭部や側頭部の健康な毛を薄くなった部分に移植する外科手術です。自身の毛を使うため副作用が少なく、自然な仕上がりが特徴です。
つむじはげの早期発見が重要な理由
小さな変化を見逃さないことが、将来の髪のためにとても重要です。つむじはげの多くは進行性の脱毛症であるため、気づいた時点での対策が、これ以上の薄毛を防ぐカギとなります。
AGAのつむじはげは進行性のため、早めの対策がカギ
つむじはげの主な原因であるAGA(男性型脱毛症)は、進行性の脱毛症です。何も対策をしないまま放置してしまうと、徐々に薄毛が広がってしまう恐れがあります。
そのため、気づいた段階で早めに専門医の診断を受け、適切な治療を始めることが改善への第一歩です。
自毛植毛とは?M字はげに効果的な理由
M字はげが進行し、薬や生活習慣の改善だけでは効果が十分に得られない場合、自毛植毛という選択肢があります。自毛植毛は、自身の健康な毛根を移植する治療で、M字はげにも高い効果を発揮する方法です。
ここでは、その特徴と効果について詳しく解説します。
そもそも自毛植毛とは?
自毛植毛は、脱毛の影響を受けにくい後頭部や側頭部から毛根を採取し、薄毛の気になる部分に移植する外科的治療です。
移植された毛根は元の環境と同様に、毛髪を成長させてくれます。
薬では改善しにくいM字部分にも効果がある
M字はげは、AGAの影響を強く受ける部分で、内服薬や外用薬だけでは改善が難しいケースがあります。
しかし自毛植毛であれば、健康な毛根を直接移植するため、薬の効果に左右されない毛髪再生に期待できます。
半永久的に生え続けるのが自毛植毛のメリット
自毛植毛の最大のメリットは、移植した毛根が一度定着すれば、半永久的に髪が生え続けることです。内服薬や外用薬のように継続的な治療が必要なく、比較的安定した効果が得られます。
つむじはげの自毛植毛には高度な技術が必要
つむじはげは、見た目の印象に大きく影響する部位である一方、自毛植毛を行ううえでは難易度の高い箇所です。自然な仕上がりを実現するには、毛流れの再現や既存の毛への配慮、限られたスペースでの密度調整など、繊細で高度な技術が求められます。
ここでは、つむじへの自毛植毛に必要な配慮と、その難しさについて解説していきます。
毛流れの複雑さ
つむじは髪の毛が渦巻くように生えているため、自然な毛流れを再現するには、高度なデザイン技術が必要です。
毛の向きや角度を正確に植えないと、不自然な仕上がりになりやすく、見た目の違和感が生じてしまうおそれがあります。
残存毛の存在
つむじ周辺にはまだ髪が残っていることが多く、その中に新たに毛を植えるため、既存の毛髪を傷つけずに慎重に手術を行う必要があります。そのため、無理な植毛は既存毛の脱落(ショックロス)を招くリスクがあり、高度な技術が必要なのです。
限られた移植スペース
つむじは狭い範囲であるため、限られたスペースに効率よく、かつ自然に見えるように毛を植えなければなりません。植毛の密度や本数の調整も難しいポイントです。
アスク井上クリニックのi-SAFEなら、つむじにも自然な仕上がりに
つむじはげへの自毛植毛は、毛流れの再現や既存毛とのバランス調整など、特に繊細な技術が求められる部位です。難易度の高いつむじへの植毛においても、アスク井上クリニックの「i-SAFE」なら自然な仕上がりが可能です。
ここでは、i-SAFEの特徴についてご紹介します。
i-SAFEとは?自然な毛流れを再現する高度な技術
「i-SAFE」の最大の特徴は、一本一本の毛髪の自然な毛流れまで再現できる高度な移植技術です。つむじや生え際など、繊細な毛流れが求められる部位にも対応し、本来の髪のように自然な仕上がりを実現します。
この自然さのカギとなるのが、極細の器具と高度技術の合わせ技です。これにより、ナチュラルで満足度の高い結果が得られる施術です。
傷跡の少ない採取方法で痛みも最小限
従来の自毛植毛では、皮膚を切り取るFUSS法や、1mm前後の孔を開けるFUE法が一般的でした。しかしこれらの方法は、後頭部に大きな傷跡が残ったり、術後の痛みが長引いたりするという課題がありました。
「i-SAFE」では、直径わずか0.65〜0.85mmのマイクロパンチを用いて毛根を採取します。これにより、皮膚へのダメージを最小限に抑え、術後の赤みや腫れも軽減されます。
また、痛みが少ないのも大きなメリットで、身体への負担を抑えつつ、満足できる結果を目指せるのがi-SAFEの魅力です。
医師による精密なデザイン設計が可能
自毛植毛で自然な見た目を得るためには、デザイン設計が極めて重要です。アスク井上クリニックでは、顔全体のバランスや、目や眉の位置を科学的に分析し、一人ひとりに最適な植毛デザインを設計します。
i-SAFEでは、マイクロスリット・ニードル・マイクロパンチなどの器具を使い分けながら、細かく調整していきます。これにより、毛の密度や毛流れが緻密にコントロールされ、ナチュラルな印象を実現できるのです。
つむじはげかどうか迷ったら、専門医に相談を
つむじはげは、自分では見えづらく判断が難しい部位です。また、進行性の脱毛症である場合、放置してしまうと状態が悪化する可能性もあります。
不安を抱えたまま悩み続けるよりも、まずは専門医の診断を受けて、正しい状態を知ることが何より大切です。
自己判断が難しいと感じたら、まずは無料カウンセリングへ
つむじはげかどうかの判断に迷ったら、一人で悩まずにまずは専門クリニックの無料カウンセリングを利用しましょう。専門家のアドバイスが的確な対応の第一歩です。
アスク井上クリニックでは、経験豊富な医師が頭皮状態を丁寧に診断
アスク井上クリニックでは、豊富な経験を持つ医師が頭皮の状態を詳細に診断します。そのため、一人ひとりの症状や進行度に合わせた最適な治療プランの提案が可能です。