女性の脱毛症~ひこう性脱毛症の原因~

女性の脱毛症は色々な種類がありますが、その中のひとつにひこう性脱毛症があります。この脱毛症は、脂漏性脱毛症と併発することも多いと言われています。

今回はこの2つの脱毛症についてまとめてみたいと思います。

ひこう性脱毛症とはmirror_woman

症状は、頭皮が炎症しそれが原因となり育毛、発毛がしずらくなるといわれています。特徴としては、頭皮にかさぶたができ、フケとなり、それが毛穴に詰まることで育毛、発毛を邪魔するのです。フケが毛穴に詰まらえてしまい、無理にとろうとすると頭皮に傷が付き、炎症が悪化してしまう可能性があります。そのため、この脱毛症はきちんと正しい方法で治していく必要があるのです。また、かゆみも併発してしまいます。頭皮がかゆいがために耐え切れずに頭皮を掻いてしまうとさらにダメージを受けてしまうのです。

 原因は?

頭皮に発生したフケがひこう性脱毛症の原因だといわれています。頭皮にフケが発生し、毛穴に詰まると菌が繁殖して炎症に繋がってしまいます。そこから脱毛に繋がってしまうのです。

そもそも何故フケが大量発生してしまうのでしょうか。原因と言われているひとつに「頭皮を清潔にしようとしすぎている」ことがあげられます。頭皮を清潔に保とうとしすぎてシャンプーをしすぎてしまうことで頭皮が乾燥してしまい、フケが発生しやすい状態を作ってしまいます。頭皮が乾燥するとフケが発生しやすいので、清潔に保とうとしても逆効果になってしまうのです。また、もうひとつあげるとしたら、ホルモンバランスの異常も原因だと言われています。ストレスを溜めること、生活が不規則、アルコールの摂りすぎなどがホルモンバランスが崩れる原因だと言われています。

 

ひこう性脱毛症の治療について

ひこう性脱毛症について先生に相談したい方はこちら

ひこう性脱毛症の疑いがある場合には、きちんと病院で診察、治療してもらうことが重要です。実際に、医師からひこう性脱毛症と診断された場合には、処方される薬にはステロイドが含まれたものが多いです。炎症を抑えるためにステロイドが処方されますが、その炎症を抑えると症状が軽くなることがあります。また、同時にかゆみ止めも処方される場合があります。しかし、ひこう性脱毛症は薬を使用したから必ず治るというわけでありません。毎日の生活を自分から整えるよう意識することもとても重要なのです。

シャンプーで過度に洗いすぎるのを抑えたり、いつも使用しているシャンプ―を変えてみるのもおすすめです。変えるとしたら刺激の少ないものにすると頭皮へのダメージも少なくて済むかと思います。ひこう性脱毛症は、早期発見すればするほど治療の時間も短縮が可能です。

最近、フケが増えてきたなと感じた場合にはなるべく早く医師に診てもらうことをおすすめします。

 

 

監修医師

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

経歴

1988年熊本大学医学部卒業
熊本大学医学部付属病院 勤務
1989年某大手美容整形外科クリニック 本院勤務
1998年都内美容外科クリニック 院長就任
2002年植毛クリニック開院
2014年アスク井上クリニック 開院
2022年アスク美容クリニック銀座 開院

学会等実績

日本美容外科学会 / 日本臨床毛髪学会 / 日本頭蓋顎顔面外科学会

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

坂本 有孝 アスク井上クリニック副院長

経歴

2000年3月久留米大学医学部卒業
2000年4月久留米大学病院(形成外科)勤務
2005年7月国立病院機構九州がんセンター(形成外科)勤務
2006年7月久留米大学病院(形成外科 助教)勤務
2009年7月済生会福岡総合病院(形成外科 主任医長)
2012年4月済生会福岡総合病院(形成外科 主任部長)
2013年4月某大手植毛クリニック福岡院 院長
2015年4月某大手植毛クリニック新宿本院 院長
2023年7月アスク美容クリニック銀座院長就任
2025年4月アスク井上クリニック副院長就任

学会等実績

日本形成外科学会認定専門医 / 日本臨床毛髪学会会員