いまだなお世界中の植毛医は「生え際は一本毛」と得意気に言っていますが、これに科学的根拠はありません。実際生え際は徐々に「細く長くならない毛」になり最終的には産毛となっていくものです。また植毛医のなかには、通常のドナーエリアの産毛状の毛を取って植えると産毛が生えると主張する人もいますが、この毛は単に成長の途中にある毛であり成長すれば太くなり決して産毛になるわけではないです。
できるだけ自然さを求めるなら、植毛を考えるとき産毛の植毛はあまり現実的ではないですが、「細く長くならない毛」は植えたい。
その材料は決して一本毛などではなく、当院では「ネイプヘア」を利用しています。
ネイプとはうなじです。
うなじの毛は一本毛か二本毛かという本数の問題ではなく、細く長くならないと言う意味で生え際やこみかみを自然に仕上げるのに適した材料といえます。
難点はこの細い毛をダメージなく引き抜くのは難しく、そのため他院ではここは避けているわけですが、当院ではそれを積極的に使っています。これは毛の切断率が限りなく0にちかい当院の手法においてネイプヘアは有効な材料と言えます。
**ちなみに、ネイプヘアはドナーの安全圏外であると主張する医者がいますが、安全圏という言葉を使うということは、薄毛の原因についての正しい診断ができないということ、AGAだけに限定すれば確かに安全圏があるかもしれないが、それ以外の原因では安全圏の概念があてはまらない、言い方をかえると、もし他の原因で30年もつ毛なら植毛の材料として使う価値がある。
投稿者プロフィール

- アスク井上クリニック 院長
- 経歴
1988年 熊本大学医学部卒業
熊本大学医学部付属病院 勤務
1989年 某大手美容整形外科クリニック 本院勤務
1998年 都内美容外科クリニック 院長就任
2002年 米国での自毛植毛研修を経て、植毛クリニック開院
2006年 某大手植毛クリニック 院長就任
2014年 アスク井上クリニック 開院
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