【初めての方へ】自毛植毛で後頭部がスカスカに?医師が徹底解説
自毛植毛に興味はあるけれど、「ドナー採取で後頭部がスカスカになるのでは…?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
アスク井上クリニックでは、こうした不安を解消できるよう、施術前の疑問に丁寧にお答えしています。
今回は、「後頭部のドナー範囲」に関して、よくいただくご質問に、アスク井上クリニックの井上院長とアドバイザーの綾香がお答えします。


後頭部の髪を採っても、スカスカにならないのでしょうか?

後頭部から採取した毛髪は、基本的に二度と生えてきません。そのため、当院ではどの植毛法でも、採取部位の頭皮が透けて見えることがないよう、より広い範囲から毛根を分散して採取しています。特に、襟足付近の毛髪からも採取できるのは、当院独自の植毛法「i-SAFE」の大きな特徴です。これにより、採取部分が局所的に薄く見えることを防ぎ、自然な後頭部の状態を保てます。
なお、採取の際には後頭部を刈り上げる必要がありますが、その部分を目立たなくするために「ヘアシート」をご用意しています。ヘアシートは、あくまで手術直後の刈り上げ部分をカバーするための道具であり、自然に日常生活へ戻っていただくためのサポートアイテムです。

このヘアシートは、刈り上げ部分を自然に隠せるよう設計されており、実際にスタッフが装着方法や扱い方を丁寧にご説明いたします。使用方法に迷われた場合も、しっかりサポートしますのでご安心ください。
また、「術後の髪型はどうすればよいか」「仕事復帰までにどれくらいで目立たなくなるか」など、髪型や日常生活に関する不安や疑問にも、どんな些細なことでもお答えしています。ご希望があれば、いつでも遠慮なくご相談ください。

「安全なドナー範囲」って、どのあたりのことを指すんですか?

一般的に「安全なドナー範囲」とは、後頭部の中央から側頭部の下方にかけての、DHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けにくいエリアを指します。この部分は一生毛が残りやすく、移植後の生着率も高いのが特徴です。
当院では、この安全なドナー範囲の中から、局所的に密度が減ってしまわないよう、より広い範囲から毛根を分散して採取します。特定の帯状の限られた部分だけから採取することはありません。
なお、頭皮の状態や薄毛の進行度はお一人おひとり異なりますので、カウンセリング時に丁寧な診察を行い、最適な採取範囲をご提案いたします。

後頭部を刈り上げないで植毛することはできますか?仕事柄、人前に出ることが多いので、できれば刈り上げたくありません…。

はい、刈り上げずに植毛することも可能です。当院では、後頭部を刈り上げずにグラフトを採取・移植できる「アンシェーブンi-SAFE」という方法をご用意しています。これは、周囲の髪を長く残したまま、必要なグラフトだけを丁寧に採取する技術で、術後も手術前と同様に自然なヘアスタイルを維持できるのが特徴です。
通常のFUEでは、作業効率を重視して後頭部を刈り上げることが一般的ですが、アンシェーブンi-SAFEでは毛髪一本一本を選びながら採取していきます。技術的には非常に繊細ですが、当院の医師が高い集中力と最新の技術を駆使して対応いたしますので、ご安心ください。

実際にアンシェーブンi-SAFEを選ばれる方は、女性の方や、人前に出る機会の多いお仕事をされている方など、「手術を受けたことを周囲に気づかれたくない」というご希望がある方が多いですね。
また、術後の髪型についてのご相談や、ヘアスタイルを崩さずに過ごす方法についても、私たちアドバイザーがしっかりサポートしています。
気になることがあればどんなことでもご相談いただけますので、安心してカウンセリングにお越しくださいね。

後頭部が薄くなっている人は自毛植毛は受けられないのでしょうか?

いいえ、必ずしもそうとは限りません。たとえ後頭部の密度がやや薄く見える場合でも、医師の診察によって「ドナーとして十分使えるエリア」が確認できるケースは多くあります。
もちろん、状態によっては採取可能な量に制限が出ることもありますが、そのような場合でも、限られたドナーを最大限に活かす「デザイン」や「分配」によって、自然な仕上がりを目指すことが可能です。
当院では、後頭部の密度や髪質、将来の薄毛リスクを総合的に診断し、一人ひとりに最適な計画を立てた上で施術を行っていますので、安心してご相談ください。

「後頭部が薄いからもう無理かも…」とあきらめてしまう前に、ぜひ一度ご相談いただきたいです。
実際に、他院で「難しい」と言われた方が、当院の診察で「移植可能」と判断されたケースも多数あります。
状態に応じて、移植の優先順位を見直したり、他の治療法と併用したりすることで可能性が広がることもあります。希望の仕上がりや不安な点があれば、どんなことでもご相談くださいね。

自毛植毛は2回以上受けることは可能ですか?

はい、自毛植毛は2回以上受けることも可能です。
実際に、1回目の手術で一定の効果を実感された後、「さらに密度を高めたい」「別の部位にも植毛したい」といった理由で、2回目・3回目の植毛をご希望される患者さまは多くいらっしゃいます。
ただし、ドナー部に生えている毛髪の数には限りがあるため、移植できる本数や回数には一定の制約があります。
また、1回目の施術後すぐに2回目を行うのではなく、頭皮や移植毛の状態が安定するまで一定の期間を空けていただく必要があります。2回目の施術を同じ部位に行う場合は、既存の移植毛を傷つけないよう細心の注意を払う必要があり、医師の高度な技術が求められます。

アスク井上クリニックでは、術前カウンセリングの段階で、「将来的に2回目以降の施術が必要になる可能性」も含めた上で、ご希望やお悩みを丁寧にヒアリングしています。また、術後の経過を見ながら、タイミングや必要性についても随時ご相談いただける体制を整えております。
万が一、2回目の施術をご希望される場合も、前回の施術時のデータをもとにスムーズにご案内できますので、ご安心ください。患者さまの理想に少しでも近づけるよう、私たちスタッフ一同でしっかりとサポートさせていただきます。
登場人物のご紹介

植毛に興味はあるけれど、一歩が踏み出せない…
30代後半の会社員。仕事も忙しく、なかなか自分の髪のことに向き合えずにいたが、年々進む薄毛に「そろそろ本気で考えないと」と意識し始める。

高密度植毛のパイオニア
アスク井上クリニック院長。自毛植毛治療を長年経験した後、2002年より植毛専門のアスク井上クリニックを開院。以来20年以上にわたり、自毛植毛専門医として8,000症例以上の施術を手がけてきた。
植毛技術「FUE」を日本で広めた第一人者。髪の悩みを「医療で解決する」という信念のもと、見た目の美しさだけでなく、長期的な安心と納得感を大切にした医療を提供。
丁寧で誠実なカウンセリングに定評があり、現在でも患者様第一の植毛技術向上に努める。

不安な気持ちに寄り添うパートナー
アスク井上クリニックの相談窓口を担当。施術経験者でもあり、患者さまの不安や悩みに自身の経験を交えて丁寧に対応している。
「最初の一歩が一番不安」という気持ちに寄り添いながら、治療前から治療後まで、長くサポートを行う存在。
「話してみたら不安がやわらいだ」「何でも相談できて心強かった」という声が多く寄せられている。

植毛手術に対して「痛そう」「怖そう」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、当院では、患者さま一人ひとりの不安に寄り添った丁寧な対応を心がけています。
「まずは話だけでも聞いてみたい」という方でも大歓迎です。
お気軽にアスク井上クリニックの無料カウンセリングをご利用ください。