iPS細胞と自毛植毛

iPS細胞。京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したことで知った人も多いのではないのでしょうか。最近では厚生労働省の専門部会が、iPS細胞を使って脊髄損傷を治療する慶応義塾大学の臨床研究計画を了承したというニュースが話題になりました。これはiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を患者に移植し、機能改善につなげるという世界初の臨床研究となります。この研究は2019年夏頃から始まる予定です。目や心臓、脳の神経、血小板に続き、実際に患者に移植する再生医療の研究が広がっています。

そしてこのiPS細胞。病気の解明や新薬開発だけでなく、薄毛治療に関しても期待されています。

iPS細胞と薄毛治療にどういった関係があるのか、それは果たして実現可能なのか。ハゲや薄毛で困る人がこの世の中からいなくなるということなのか。

詳しく説明します。

iPS細胞って何?

人間の皮膚などの体細胞に、ごく少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力を持つ、多能性幹細胞に変化します。 この細胞を「人工多能性幹細胞」と呼びます。英語では「induced pluripotent stem cell」と表記しますので頭文字をとって「iPS細胞」と呼ばれています。 名付け親は、世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授です。

体細胞が多能性幹細胞に変わることを、専門用語でリプログラミングといいます。 山中教授のグループが見出したわずかな因子でリプログラミングを起こさせる技術は、再現性が高く、また比較的容易であり、幹細胞研究におけるブレイクスルーと呼べます。(京都大学HPから引用)

簡単に説明すると、iPS細胞は人間の細胞にごくわずかな因子を注入。培養することで、様々な組織や臓器の細胞に分化、増殖する能力を持った細胞なのです。

つまりこれまでは不可能と思われていた治療が可能になります。

頭皮に髪がない人にiPS細胞を移植すれば、髪が生えてくる可能性があるということです。薄毛で悩む方にとってこれほど頼もしい治療法はありません。

現在の自毛植毛に応用できるといわれています。定着率も高くなることが予想されます。

iPS細胞を使った自毛植毛とは

iPS細胞はまだ実験段階の新しい研究です。あくまで一例としてお考えください。

iPS細胞により健康な頭皮のもとになる細胞を作成できれば、無制限にその細胞を増やすことができます。好きな場所に好きなだけ植毛できるということです。

また定着率も上昇します。自毛植毛は定着率が高いことで知られていますが、iPS細胞による治療は、DHT(AGAの原因となる男性ホルモン)の分泌が少ない後頭部から細胞を採取して培養。一度発毛に成功すれば、理論上は長期にわたって生え続けます。

課題・問題点は?

理化学研究所(理研)、オーガンテクノロジーズ、北里大学は2016年、マウスiPS細胞から、毛包や皮脂腺などの皮膚付属器を持つ「皮膚器官系」を再生する技術を開発しました。つまりは、マウスiPS細胞で毛包や皮脂腺などを持つ皮膚器官系の再生に成功したということです。

マウスでの実験段階であり、人への応用はまだまだ課題が山積しているのが現状です。しかし着実に研究は進んでいるようです。

問題点ですが、費用面で負担額がいくらになるかということです。現段階ではかなり高額な治療になると思われます。

実現できたとして、費用がこなれてくるのはまだ大分先のことになるでしょう。そのため「iPS細胞が実用化してから植毛しよう」という選択肢はオススメできません。

植毛をお考えの方はやはり若いうちに、自毛植毛手術を受けるべきです。その際は症例数が多い医師のいる信頼できるクリニックを選びましょう。

薄毛にパーマはダメ?自毛植毛にすべきか

「薄毛を隠したい…」年齢を重ねるたび、大勢の人がAGA(男性型脱毛症)などの薄毛症状に悩まされます。カツラ、帽子、ワックスで固める、自毛植毛するなど、対策として様々な選択肢が考えられます。今回はその中でも最もオシャレな対策といえる「パーマ」について説明します。パーマで隠れるならいいけど、そもそもパーマ自体が薄毛の原因になるのでは?という疑問にもしっかりお答えします。

パーマの種類

パーマという言葉は略称。正式にはパーマネントウェーブです。化学反応を用いてウェーブを人工的に作る行為。パーマを分かりやすく大きく分けると、熱を加えるデジタルパーマと薬剤のみでパーマをかけるコールドパーマに分けることができます。デジタルパーマはふんわりと仕上がるので女性に人気。コールドパーマはピンパーマ、ツイストパーマ、スパイラルパーマなどがあり、髪が短くても施術可能なものもあるので男性にとってメリットの多いパーマです。

パーマ液について

パーマ液はほとんどが強力なアルカリ性で、PH9.0程あります。パーマ1液には主成分のチオグリコール酸が配合され、パーマ2液に同様の強さといえる臭素酸ナトリウムが含まれています。どちらも強い化学薬品です。

当然パーマを繰り返すと髪は弱くなります。ブリーチなどと同様、頭皮にも付着します。頭皮トラブルの湿疹、皮膚炎、かゆみ、フケなどを引き起こします。

パーマをかけたら薄毛が進むの?

パーマは髪の毛にかけるものです。しかしパーマ液は気をつけても地肌に付いてしまいがち。そのときの頭皮の炎症で脱毛になることはあります。しかし肌への刺激は時間と共に回復します。その間は約3カ月。肌が生まれ変わるサイクルをターンオーバーと呼びます。パーマをかけるときは最低3カ月期間を空けましょう。また頭皮に炎症がある場合は収まってから施術しましょう。

炎症などがなかった場合、必ずしも薄毛になるということはありません。しかし頭皮へのダメージが薄毛の原因となることは言うまでもありません。

薄毛の人はパーマNGってこと?

パーマをかけることによって気軽にオシャレを楽しめます。またやり方によっては薄毛を目立たなくさせる効果も期待できます。ストレスの軽減にもつながるので、どうしてもパーマをかけたいという場合は我慢しないほうが良いかもしれません。


薄毛だからといってオシャレをしてはダメだというのは少し暴論です。パーマをかける頻度を減らす、薬剤など弱めのものを使うなど、ダメージを最小限に抑えながらヘアアレンジを楽しみましょう。

頭皮のケアについて

パーマを楽しむ場合頭皮のケアは絶対に行ってください。長期的な脱毛リスクを抑えることができます。オシャレを楽しみながらケアを怠らない。これが結果として、脱毛の原因の一つであるストレスを防ぐことになります。

シャンプーを見直す

メディアでは髪の質感と香りにこだわったシャンプーが多く取り上げられているように思われます。CMなどではそれが顕著です。しかしここは地肌に優しいアミノ酸系のシャンプーを使ってみましょう。頭皮がしっかりしていれば、丈夫な髪の毛が生えてきます。

食事・睡眠に気を付ける

無理なダイエット、夜更かしは髪に決して良い影響を与えません。

食事は3食バランス良く摂りましょう。亜鉛やミネラルは髪の成長を助けます。適度に摂取しましょう。

睡眠は髪や肌に効果的な成長ホルモンの分泌をスムーズにします。質の良い睡眠を得るために工夫をしましょう。睡眠前のルーティーンを決めるといいかもしれません。ホットミルクを飲む、ストレッチをする、お風呂に入るなど。毎日繰り返しパターン化させると体が自然に睡眠に向かうようになるでしょう。

まとめ

パーマで薄毛を隠すといっても限度があります。薄毛が気になりだしたらまずは植毛の専門家に相談してみることをオススメします。自分自身の薄毛の進行具合が分かり、それぞれに合った治療法を教えてくれますよ。

噂に聞く自毛植毛ロボットとは?

AIなどの台頭が注目される昨今。手術も全部ロボットが行う時代がすぐそこまでやってきているのかもしれません。それは植毛業界も例外ではありません。植毛ロボットについて説明いたします。

自毛植毛ロボ・アルタスとは?

アルタス(ARTAS)と呼ばれる植毛ロボットがあります。アルタスは、アメリカのサンフランシスコにある、Restoration Robotics社が開発・製造する、自毛植毛専用のロボットです。アルタスは複数のCCDカメラが1秒毎に約50回撮影、髪の密度や本数などを瞬時に算出し、最適な間隔で毛髪を採取し植え付けます。アルタスⅡ、アルタスi9とバージョンアップする度に性能が上がっており、新しいのはアルタスiXという名称です。

自毛植毛ロボ・アルタスのメリット

毛髪の切断率が低い

毛髪は適当に採取すればいいというものではなく、「切断率」がとても重要です。切断率とは毛を採取した際、切れた本数の割合です。毛髪が途中で切れていると、その毛は植えても生えてきません。この毛を採取する作業を手作業で行うと数時間に及びます。肉眼では皮膚の下の毛根がどこにあるか正確には見えません。機械だと疲れ知らずで作業できるうえ、切断率が一ケタで非常に低いというデータもあります。

安定している

ロボットによる作業なので、「採りムラ」がほとんどありません。常に一定の動きで作業してくれます。平均的な成人の毛髪密度のデータが入っており、その密度を下回らないように毛髪を採取可能です。均一に採取することで傷跡も目立たなくすることができます。また自動化に伴い、手作業で時間のかかる工程も大幅に短縮できます。

費用が安い

予想に反して通常の術式よりリーズナブルな値段で自毛植毛ができます。導入してるクリニックによりもちろん割引の幅は異なりますが、大体通常より2~3割安価になっています。

自毛植毛ロボ・アルタスのデメリット

かなり広範囲から採取する

アルタスは後頭部や側頭部という、男性型脱毛症(AGA)の影響を受けにくい部分から毛髪を一本ずつ採取します。ロボットは可動範囲が限られているため、毛髪を多く採取しなければならない場合は、通常より広範囲から採取する選択となっていしまいます。

また頭の形なども人それぞれ違うので、その場での融通が利きづらい点も挙げられます。

時間がかかる

ロボットでの作業のほうが短時間で終わるイメージですが、医師が手作業で手術した方がまだまだ早いのが現状です。

アルタスを取り扱っているクリニックが少ない

新しい技術であるがゆえに、現在アルタスを施術に用いているクリニックの数は、決して多いというわけではありません。気軽に体験できないことが懸念されます。

まとめ

アルタスはまだまだ高価で、導入クリニックも一部です。可動域の向上やスピードアップなど越えなければならない課題が山積しており、一流ドクターが手術する場合に比べると劣る部分が多々あります。

しかし、年々性能が上がっているため、今後どのような進化を遂げていくのか注目ですね。

 

 

ARTAS(アルタス)

ARTAS(アルタス)とは?

アメリカで開発された、現在のロボット植毛を代表する方法。
特殊なロボットを用いて、ドナーを採取する作業を行う。

ドナーの採取が医師の手作業で行わないため、医師の技量、長時間に及ぶ作業による疲労等から発生する精度・効率の変化に左右されずに正確な採取を期待できる点が大きなメリットとなる。機械が行うため、時間もかからない。

ただし、ドナーの移植作業は医師が手作業で行う。この方法では、ロボットに任せる範囲を絞ることで、機械の強みと手作業の強みをまんべんなく活用している点が最大のメリットとなっている。

また、医師の手ですべて行うよりも切開の割合が少なくなるので、身体への負担がかからないのも私たちにとって喜ばしい点であろう。

このARTASは、日本に上陸してからまだ日が浅いため受けられる場所は少ない。またロボットの導入コストが高いため、患者の負担額も自然と高額になる。ドナーを採取される範囲が広い点もデメリットのひとつと考えられている。

円形脱毛症

ストレス過多の時代、それに関連した心身症が起こりやすくなっています。円形脱毛症もそのひとつです。動物実験では過重なストレスをかけると、半日程度で動物の毛が抜けた例があります。ただし、なぜストレスによって脱毛するのか、はっきりとしたメカニズムはまだわかっていません。毛根の周りにはリンパ球が集まっているため、自己免疫疾患のひとつではないかといわれています。

円形脱毛症は、軽度であれば、ストレスを解消するだけで髪は生えてきます。それもストレスと円形脱毛症が関係しているといわれるゆえんです。治療では、塩化カルプロニウムによって血流を改善し、頭皮に刺激を与えながら、ストレスを軽減することで、通常は2~3カ月程度で髪はよみがえってきます。
しかし、重症化した場合は、そうは簡単にいきません。円形脱毛が3つ、4つと多発したり、それらが融合したり、さらには脱毛がまつ毛や体毛など全身に及ぶほど症状が進行してしまうと、治療が長期にわたることは珍しくありません。
軽度の円形脱毛症では、職場や家庭環境などに悩むことがあり、ご本人もある程度のストレスを感じ取っているのが一般的です。ところが、重症化した人の中にはストレスを自覚しないケースもあるのです。

ストレスがないのに円形脱毛症になる・・・。これは、無意識のうちにストレスがたまっているケースが多く、医療機関におけるストレス評価テストにおいて、毎日飛び込み営業で過重なストレスを感じている会社員と同程度の評価結果が得られることからもわかります。

無意識のストレスは自分自身で解消するのは難しく、放っておくと症状は重くなっていきます。円形脱毛の症状が出たときには、早めに医療機関で適切な治療を受けることが望ましいといえます。
多発型や融合型の円形脱毛症の治療には、ステロイド外用薬、セファランチン(免疫賦活薬)、グリチロン内服(肝機能の庇護薬)などが用いられ、ステロイドの局所注射や人工的にかぶれを起こす感作療法などもあります。

さらに、重症化している場合には、ビタミンやミネラルの投与、ミノキシジル(育毛薬)の使用、ステロイド内服、血行をよくするための低出力レーザー使用など、症状によってさまざまな治療を追加し組み合わせます。もちろん、カウンセリングも適宜取り入れられます。睡眠時間を十分取ったり、食生活の改善も不可欠です

男性型はホルモンが関与 丁寧シャンプーで予防を

年齢とともに頭頂部などが薄くなる男性型脱毛症は男性ホルモンが関係しており円形脱毛症とはメカニズムが異なります。飲み薬や塗り薬もありますが、日ごろのシャンプーでも、ある程度防ぐことができます

男性型脱毛は薄くなったからといって、まったく毛がなくなるのではなく、産毛のような新しい毛が生えています。洗髪時はまず、湯をかけて汚れを落とす。五百円玉くらいの量のシャンプーを泡立てて、1回目は汚れや皮脂を洗い流し、2回目は半分の量のシャンプーで5分ほどマッサージをしながら洗うのがよいと言われています。

頭皮に直接シャンプーをつけたり、皮脂を取ろうとごしごし洗ったり、爪をたてたりするのはよくないです。そして、しっかりとすすぐ。これは男性だけでなく、女性にも共通することです。

拭く際は頭からタオルをかぶり、軽くたたいたり、もんだりして水分を取り、育毛剤を使用する際はドライヤーで乾かす前に塗るのがよいでしょう。蒸したタオルで血液の流れをよくすることも有効です。

肩や首が凝っていると、頭皮の血の流れが悪くなります。運動やマッサージをしたり、首筋に蒸したタオルを巻いたりするのがお勧めです。1日1回リラックスする時間を持つようにすることが大切でしょう。

AGAチェック

AGAチェックとは?

男性型脱毛症(AGA)に該当するかどうかの検査を実施すること。
AGAになりやすい体質かどうかの検査や、AGAのために使用される薬物が有効な体質かどうかを確かめる検査がある。

また薄毛や脱毛の原因を調べる手順も含まれる。AGAだと判断された場合は、AGAが発症した原因について、AGAではないと判断された場合は、何が原因で薄毛や脱毛の症状が起こっているのかを確認する。

AGAチェックは、AGA専門の外来や植毛専門の医療機関等で受けることがベスト。
皮膚科等での受診も可能だが、専門医が所属していないパターンがある。

なおネット上では、セルフチェックを行えるサービスが流行している。これらはあくまでも簡易的なテストに過ぎない、その点を踏まえて利用することが望ましい。

育毛剤

育毛剤とは??

育毛剤は「髪を育てる」ための薬です。

育毛剤の効果とは??

①頭皮の血行を促進させる

薄毛やハゲになる原因のひとつとして、頭皮の血行不良が原因のケースがあります。

血行不良で肩こりや首こりになるように、頭皮も硬くなります。

育毛剤が頭皮の血行を促進することにより、頭皮を柔らかくしてくれるのです。

②髪を太く育てる

血行がよくなった頭皮は心臓からも血液が送られるようになります。

充分に栄養が与えられた毛根は、元気が良い髪の毛を成長させることができます。

つまり、太くしっかりした、元気の良い髪の毛を生やす効果が期待できるのです。

③髪が育つ頭皮環境にしてくれる

薄毛の原因は血行不良だけではありません。

乾燥や皮脂の過剰分泌、紫外線の影響、それ以外にもさまざまな要因が考えられます。

頭皮トラブルに合わせた育毛剤を使うことによって頭皮トラブルを解消することが望めます。

④薄毛の原因物質を取り除いてくれる

実は、頭皮トラブル以外にも薄毛になる原因があります。

ニコチンの影響やストレスなどです。

育毛剤の使用により、生活習慣の改善だけでは対応しきれない部分をサポートしてくれます。

育毛剤の副作用とは??

育毛剤は、基本的には重篤な副作用の心配はほとんどないと考えていいでしょう。

代表的な症状としてあらわれる可能性があるのは、頭皮のかぶれやかゆみ、発疹などです。

人によって身体に副作用が出るケースもありますので、使用に際しては充分に注意することが大切です。

育毛剤の正しい使い方

①育毛剤をつける箇所に分け目を作る

育毛剤は髪の毛につけるのではなく、頭皮に直接つけることで効果を発揮します。

そのため、まずは薄毛が気になる箇所に分け目を作りましょう。

育毛剤をつける前に分け目を作ることで、

  • 育毛剤が頭皮につけやすくなる
  • 成分を頭皮の奥まで浸透させることができる

といったことが期待できます。

しっかりと分け目を作って、育毛剤をつける下準備をしましょう。


②分け目にそって頭皮に育毛剤をつける

次に、分け目にそって前頭部から後頭部へまんべんなく育毛剤をつけます。

育毛剤のタイプ別のつけ方は、以下の通りです。          

  • 塗るタイプの育毛剤                      
    ⇒強く押し込まず、軽くトントンと塗っていく
    ⇒薄毛が気になる箇所を中心に、少し広めに塗る
  • スプレータイプの育毛剤
    ⇒ひとつの分け目に2回噴射、頭皮全体で5〜10回ほど噴射する
    ⇒1回噴射したら、その都度頭皮に浸透させるように揉みほぐす

どちらのタイプの育毛剤も、塗布する量は多すぎても少なすぎてもいけません。


③自然乾燥させる

育毛剤は、つけてもすぐには頭皮に浸透しません。

塗るタイプ・スプレータイプともに、つけた後は自然乾燥させて、育毛剤の成分を頭皮に浸透させるために時間をおきましょう。

このとき、

  • つけた直後に揉みこむ
    ⇒成分をぬぐいとってしまう
  • 温風ドライヤーで乾かす
    ⇒成分が蒸発してしまう

といったことはNGです。

目安として、1〜2分ほど自然乾燥させて、成分が頭皮の奥に浸透するのを待ちます。

育毛剤をつけたあとは1~2分起き、成分が浸透してからマッサージを行いましょう。

マッサージをすることで、           

  • 頭皮が刺激され、血行促進につながる  
  • 成分が頭皮の奥まで浸透しやすくなる

といった効果があります。

指の腹を使ってやさしく揉みこみ、頭皮の血行を良くするイメージで行ってみましょう。

 

育毛サプリメント

育毛サプリは、毎日の食事だけでは不足がちになる髪の毛に必要な栄養の補給を補助する健康補助食品です。不足しがちな栄養を補う食品のため、育毛サプリを飲むだけで急激に育毛できたりするわけではないので注意が必要です。
また、育毛サプリは継続して飲み続けることで効果が期待できるので、毎日の習慣にすることが大切です。

育毛サプリは、厚生労働省が定めた「食薬区分」に属さず、医薬品ではなく「食品」に分類されます。髪の毛に必要な栄養を補給して頭皮環境を整えて育毛を促進したり、薄毛の進行を予防したりするために役立てる食品なのでAGAを治すものではありません。
育毛サプリのはたらきは、栄養補給して体が持つ機能のはたらきをサポートし、育毛を促進させることです。育毛サプリに含まれている有効成分には、天然由来の植物などから抽出できるノコギリヤシやイソフラボンなどがあります。即効性があまりないのが特徴です。

育毛サプリのメリット・デメリット
育毛サプリの効果を実感するためには、メリットとデメリットを知る必要があります。
メリットとデメリットには、以下のようなものがあります。

育毛サプリのメリット
育毛サプリを飲めば、普段の食事で摂取できない栄養素を手軽に摂取することができます。必要な栄養素の量だけを確実に摂取できるので、用法容量を守れば過剰摂取になったりカロリーオーバーになったりすることはありません。医薬品ではないため副作用のリスクも少なくなっています。長く飲み続けることに対する不安も少ないのではないでしょうか。

育毛サプリのデメリット
AGA治療薬と違って、育毛サプリの効果は即効性を期待することができません。また、法律的な整備が不充分のため、品質のよいものと悪いものが混ざっていたり、品質や安全性について疑わしい育毛サプリがあったりするので、選ぶときは注意が必要です。他にも、育毛サプリに頼りすぎたり、過剰摂取したりすると健康に悪影響が出ることもあるので要注意です。

育毛サプリを飲むときの注意点
育毛サプリについて間違った認識をしていると、効果を実感できないどころか健康を害するリスクもあります。安全かつ効果的に使用するためにも、育毛サプリの注意点を確認しておきましょう。

用法用量を守る
健康食品は薬ではありませんが、薬と同様に用法用量を守って使用することが大切です。
自己判断で摂取量を増やすと、健康を害する可能性があります。
たとえば、亜鉛はタンパク質を髪の毛に変えるはたらきがある重要な成分ですが、過剰摂取すると貧血、神経症状、下痢、善玉コレステロールの低下などの症状が起きることがわかっています。
亜鉛の過剰な作用によって銅や鉄の吸収が阻害されるからです。

育毛サプリの役割は不足している栄養素を補うことなので、育毛サプリを飲むだけでは充分ではありません。育毛サプリだけに頼るのではなく、生活習慣を改善することも大切です。

とくに睡眠は育毛に大きな影響を与えます。髪の毛の成長には睡眠中に多く分泌される成長ホルモンが関係していますが、睡眠不足になると成長ホルモンが不足します。

育毛には日々の食事や睡眠が非常に大切で、育毛サプリだけで薄毛改善はできません
しかしながら、飲み続けることで育毛に効果的な環境を整えられるのです。

育毛

育毛とは?

育毛とは「今、生えている毛を育てていくこと」です。さらに具体的にいえば「毛が、寿命より早く抜けないようにすること」です。

髪が育つ土台=頭皮にある毛穴の数。これは、実は一生変わりません。つまり、全毛穴でヘアサイクルが正常にまわっていれば、髪の量は大きく増減することなく保たれていくはずです。

しかし“遺伝”“頭皮の状態悪化”“男性ホルモンの影響”などにより、サイクルの【成長期】が短くなることがあります。【成長期】が短いと“細い産毛のまま育たない”“寿命より早く抜ける”といった問題が出てきます。また、【休止期】に入った毛根が、なかなか目覚めないケースもあります。

そうすると、しっかり生えている毛が減り「髪が少なくなった」と感じるようになるのです。

こうしたヘアサイクルの乱れに対し、短くなった【成長期】を正常に戻して、毛が本来の寿命いっぱいに育つよう働きかけるのが「育毛」です。【休止期】で眠ったままの毛根を【成長期】に導き、再び毛を生えさせるのが「発毛」というわけです。

現在、ヘアサイクルを正常化させる育毛・発毛対策には、いくつかのアプローチがあります。

《主な育毛・発毛対策》

  • 育毛剤の使用
  • □シャンプー方法など、ヘアケアの見直し
  • □食事や運動など、生活習慣の改善
  • □皮膚科などでの治療
  • □AGA・薄毛・育毛の専門病院での発毛治療

しかし、薄毛となる原因には個人差が大きく、自分に効果的な育毛メニューを組み立てるのは非常に難しいことです。

自分でできる育毛とは?

ヘアサイクル正常化には、育毛剤以外の生活面でのアプローチも有効です。

 育毛に効果的なシャンプー法

●髪・頭皮に優しい成分のシャンプーを選ぶ…無添加タイプ・薄毛専用のものがおすすめです。
●シャンプーは、適量を守る
●爪を立てたり、ゴシゴシ強くこすらない
●頭皮まで、すすぎ残しをなくす
●洗いすぎない、逆にサボって不潔にしない…1日1回が適正です。

ストレスをためない生活
 ストレスは、髪の健康に大きく影響するといわれます。ストレスがかかると体が緊張状態となり、頭皮を硬直させるため血流が悪くなってしまうからです。すると、必要な栄養が行き渡らず、毛の発育を邪魔してしまいます。ストレスは他にも、睡眠が十分とれなくなる・内蔵の働きを悪くする(栄養を吸収しにくい)など、育毛によくない状態を作ります。自分に合うストレス解消法を見つけ、定期的にリフレッシュすることは育毛にとって、とても重要なことなのです。

 

育毛にいい食事
 もっとも大事なのは、栄養不足にならない・バランスが偏らない食事をすることです。一般的にワカメなどの海藻類が“髪にいい”といわれますが、これらの一部の食品を大量に食べる方法は、おすすめできません。髪は命に関わらない分「栄養不足」になると、髪への栄養補給は「後回し」にされがちです。そうすると髪に十分な栄養が届かずに、毛がしっかりと成長できなくなってしまいます。ダイエット後に髪が薄くなるケースがありますが、まさに食事制限ダイエットなどはこの髪の「栄養不足」によるもので、髪に深刻な影響を及ぼすこともあります。
バランスのとれた食事を十分な量とるよう心がけましょう。とくに、毛髪の主成分であるタンパク質、髪の成長を活性化させるビタミン・ミネラルは、欠かせない栄養素です。サプリメント・補助食品などを活用するのもよいでしょう。